新型エルグランドが16年ぶりにフルモデルチェンジ

日産のプレミアムミニバン「エルグランド」が、4代目となるE53型へフルモデルチェンジしました。
新型エルグランドは2026年7月に発売され、第3世代e-POWERと進化したe-4ORCEを全車に採用しています。
従来記事にあった「搭載予定」「採用の可能性」といった発売前の表現は、正式発表後の情報へ更新しました。
この記事では、価格、主要スペック、内外装、走行性能、安全装備、旧型との違いを分かりやすく紹介します。
・2026年7月発売の4代目E53型
・第3世代e-POWER専用モデル
・前後モーターを制御するe-4ORCEを全車採用
・X e-4ORCEとG e-4ORCEを中心に展開
・プロパイロット2.0はグレードやオプション条件を確認
新型エルグランドの価格とグレード
標準モデルはX e-4ORCEとG e-4ORCEを中心に構成され、さらにVIP、AUTECH、AUTECH LINE、ステップタイプが用意されています。
2026年7月時点の東京地区メーカー希望小売価格を基準にすると、標準モデルの価格は次のとおりです。
| グレード | 駆動方式 | 乗車定員 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| X e-4ORCE | 4WD | 7人 | 6,897,000円 |
| G e-4ORCE | 4WD | 7人 | 7,579,000円 |
価格には税金、登録費用、リサイクル料金、オプション費用などが含まれていません。
販売会社によって販売価格が異なる場合があるため、購入時は見積書で総額を確認してください。
X e-4ORCE
X e-4ORCEは、新型エルグランドの基本性能を備えた標準グレードです。
第3世代e-POWERとe-4ORCEを搭載しながら、Gより価格を抑えています。
必要な装備を整理し、オプションを含めた総額でGと比較することが大切です。
G e-4ORCE
G e-4ORCEは、快適装備や上質感を重視する人に向いた上位グレードです。
プロパイロット2.0やBOSE Premium Sound Systemなどは、装着条件やセットオプションを確認する必要があります。
VIP・AUTECH・AUTECH LINE
後席の快適性を優先するVIPに加え、内外装へ個性を加えたAUTECHとAUTECH LINEも設定されています。
標準車とは全長、装備、価格が異なる場合があるため、専用モデルは個別に比較しましょう。
新型エルグランドの主要スペック
新型エルグランドは、発電用エンジンと前後2基の駆動モーターを組み合わせた電動4WDミニバンです。
| メーカー | 日産 |
|---|---|
| 車種名 | エルグランド(E53型) |
| 販売状況 | 新車販売中(2026年7月発売) |
| パワートレイン | 第3世代e-POWER |
| 駆動方式 | e-4ORCE(4WD) |
| 発電用エンジン | 1.5L直列3気筒ターボ |
| エンジン出力 | 140PS/228N・m |
| フロントモーター | 205PS/330N・m |
| リヤモーター | 136PS/195N・m |
| 全長 | 4,995mm(標準車) |
| 全幅 | 1,895mm |
| 全高 | 1,970~1,975mm |
| 排気量 | 1,498cc(発電用エンジン) |
| 乗車定員 | 7人 |
| メーカー公式サイト | 日産公式ページへ |
e-POWERではエンジンが発電を担当し、タイヤはモーターで駆動します。
前後モーターの出力は単純に合算せず、それぞれの公表値として確認してください。
新型エルグランドのエクステリア

新型エルグランドは、「タイムレスジャパニーズフューチャリズム」という日産のデザイン思想を取り入れています。
組子をモチーフにしたフロントグリル
大型グリルには、日本の伝統工芸である組子を思わせる緻密なパターンが採用されています。
ライトとグリルの意匠を連続させることで、ワイド感と先進性を強調しています。
旧型より大きくなったボディ
標準車は全長4,995mm、全幅1,895mm、全高1,970~1,975mmです。
旧型より全幅と全高が拡大しているため、自宅駐車場や立体駐車場の制限は必ず確認しましょう。
全5色のボディカラー
ボディカラーは、富士山の夜明けを着想源としたFUJI DAWNを含む全5色が用意されています。
至極、プリズムホワイト、ダークメタルグレー、ミッドナイトブラックなど、落ち着きのある色が中心です。
新型エルグランドのインテリアとシート

室内は、ドライバーだけでなく2列目と3列目の乗員まで快適に過ごせるプライベートラウンジを目指しています。
2列目ゼログラビティ・キャプテンシート
2列目には、伸縮式レッグレストを備えたゼログラビティ・キャプテンシートが採用されています。
長距離移動で後席の快適性を重視する人にとって、新型エルグランドを選ぶ大きな理由になります。
上質感を高める素材と照明
TailorFit素材、木目調加飾、組子を取り入れたトリム、アンビエントライトによって落ち着いた室内を演出します。
素材の見え方やシートのフィット感は、写真だけでなく実車で確認するのがおすすめです。
大型ディスプレイとBOSEサウンド
NissanConnect対応のインフォテインメントシステムを採用し、ナビゲーションや車両機能へアクセスできます。
BOSE Premium Sound Systemは22スピーカーと3Dサラウンドに対応しますが、グレードやオプション条件を確認してください。
第3世代e-POWERと走行性能

新型エルグランドの走りを支えるのは、第3世代e-POWER、進化したe-4ORCE、インテリジェント ダイナミックサスペンションです。
第3世代e-POWER
1.5Lターボエンジンを発電専用として使い、駆動は前後のモーターが担当します。
モーター駆動ならではの滑らかな加速と、プレミアムミニバンに必要な静粛性を両立しています。
進化したe-4ORCE
前後モーターとブレーキを統合制御し、発進、減速、旋回時の車体姿勢を安定させます。
雨天や雪道だけでなく、日常のコーナリングや同乗者の快適性にも効果が期待できます。
インテリジェント ダイナミックサスペンション
電子制御ショックアブソーバーが路面や走行状態に応じて減衰力を調整します。
大きなボディでも揺れを抑え、運転の楽しさと後席の乗り心地を両立する装備です。
新型エルグランドの安全装備

新型エルグランドには、前方・側方・後方を支援する日産の360°セーフティアシストが用意されています。
プロパイロット2.0
プロパイロット2.0は、高速道路でドライバーの操作を支援し、条件を満たす場面ではハンズオフ走行に対応します。
利用には対象装備だけでなく、NissanConnectの対象プランや最新の3D高精度地図データが必要です。
機能には作動条件と限界があるため、常に周囲を確認して運転する必要があります。
駐車と衝突回避を支援する機能
インテリジェント エマージェンシーブレーキやアラウンドビューモニターなどが、日常の運転を支援します。
安全装備は事故を完全に防ぐものではないため、グレード別の標準装備とオプションを確認してください。
旧型エルグランドとの主な違い
新型E53型は、旧型E52型からパワートレイン、ボディ、運転支援、室内装備が大きく変わりました。
| 比較項目 | 新型E53 | 旧型E52 |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2026年7月 | 2010年 |
| パワートレイン | 第3世代e-POWER | 2.5L/3.5Lガソリン |
| 駆動方式 | e-4ORCE | 2WD/4WD |
| 全長 | 4,995mm | 4,965~4,975mm |
| 全幅 | 1,895mm | 1,850mm |
| 全高 | 1,970~1,975mm | 1,815mm |
| 運転支援 | プロパイロット2.0設定 | 世代に応じた運転支援 |
最大の変化は、ガソリン車から第3世代e-POWER専用車へ移行したことです。
旧型から乗り換える場合は、走行感覚だけでなく車高と車幅の違いも試乗で確認しましょう。
新型エルグランドがおすすめな人
新型エルグランドは、後席の快適性と運転する楽しさをどちらも重視する人に向いています。
- 家族で長距離移動する機会が多い人
- 2列目の快適性を優先したい人
- モーター駆動の滑らかな走りを求める人
- 雪道や雨天時の安定性を重視する人
- 先進運転支援を活用して高速道路の負担を減らしたい人
一方で、車両価格、全幅1,895mmの取り回し、約1,970mmを超える全高は購入前の確認ポイントです。
新型エルグランドの写真ギャラリー
ここからは、既存のギャラリー写真をすべて掲載します。
外観のプロポーション、ライト、グリル、室内の素材やシート形状を順番に確認してください。
新型エルグランドのまとめ
新型エルグランドは、第3世代e-POWER、e-4ORCE、電子制御サスペンションによって、走りと快適性を大きく進化させました。
組子を取り入れたデザイン、快適な2列目シート、先進運転支援も大きな魅力です。
購入を検討するときは、グレードごとの装備差、オプション、駐車環境、支払総額を実車と見積書で確認しましょう。
現在の車から乗り換える場合は、ディーラー下取りだけで決めず、買取価格も確認すると予算を組みやすくなります。
車買取とディーラー下取りの違いも参考にしてください。
乗り換え前に現在の愛車の価値を確認
新型エルグランドの見積りを取る前に、現在の車の買取価格を把握しておくと、頭金と支払総額を比較しやすくなります。
複数社から連絡が入る可能性や各社の条件を確認し、対応できる範囲で利用してください。
買い替え全体の流れは、次の記事で詳しく解説しています。
























