外車のリセールランキングを見る前に

外車は車種、年式、グレード、走行距離、ボディカラー、売却時期によって査定額が大きく変わります。
この記事の順位は、特定時点の買取価格だけではなく、中古車需要、ブランド力、デザインの継続性、流通量、グレード差を総合した参考順位です。
実際の残価率は「売却額÷実際の購入価格×100」で計算し、同じ年式・グレード・走行距離の車両で比較してください。
限定車や一時的に高騰した車両の価格を、通常グレードの将来価格として考えないことも重要です。

リセールバリューが高い外車20選・比較表
まずは20台の特徴を一覧で確認します。
「非常に高い」「高い」は比較的需要が強い車種、「グレード差が大きい」「慎重に判断」は仕様や購入価格によって結果が変わりやすい車種です。
| 順位 | 車種 | リセール傾向 | 狙い目の例 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ポルシェ 911 | 非常に高い | カレラ系・人気色・正規履歴車 |
| 2位 | メルセデス・ベンツ Gクラス | 非常に高い | ディーゼル・AMG・白黒系 |
| 3位 | ランドローバー ディフェンダー | 非常に高い | 110・人気色・実用装備車 |
| 4位 | ポルシェ マカン | 高い | 人気グレード・スポーツ系装備 |
| 5位 | ポルシェ カイエン | 高い | ベース/S系・人気色 |
| 6位 | BMW X5 | 比較的高い | ディーゼル・Mスポーツ系 |
| 7位 | BMW X3 | 比較的高い | ディーゼル・Mスポーツ系 |
| 8位 | アウディ Q5 | 比較的高い | ディーゼル・S line系 |
| 9位 | アウディ Q3 | 比較的高い | S line・人気色 |
| 10位 | メルセデス・ベンツ GLC | 比較的高い | ディーゼル・AMGライン系 |
| 11位 | メルセデス・ベンツ Cクラス | グレード差が大きい | AMGライン・人気色 |
| 12位 | メルセデス・ベンツ Eクラス | グレード差が大きい | ワゴン・AMGライン・人気仕様 |
| 13位 | BMW 3シリーズ | グレード差が大きい | Mスポーツ・ツーリング・人気色 |
| 14位 | BMW 5シリーズ | 慎重に判断 | Mスポーツ・人気色 |
| 15位 | アウディ A4 | 慎重に判断 | S line・アバント |
| 16位 | ボルボ XC60 | 比較的安定 | 人気色・上級内装・現行安全装備 |
| 17位 | ボルボ XC40 | 比較的安定 | 人気色・装備充実車 |
| 18位 | MINI カントリーマン(旧クロスオーバー) | 比較的安定 | 人気色・定番グレード |
| 19位 | ジープ ラングラー | 高い | アンリミテッド・人気色・純正状態 |
| 20位 | ジープ グランドチェロキー | グレード差が大きい | 人気グレード・状態良好車 |
相場は常に動くため、購入前と売却前には複数社の査定額を確認してください。
1~5位|特にリセールを期待しやすい外車
ブランドの象徴となる車種や、世界的な指名需要があるSUV・スポーツカーを中心に紹介します。
1位 ポルシェ 911

世代が変わっても基本デザインとブランド価値が大きく崩れにくく、世界的な中古需要があります。通常のカレラ系でも比較的値落ちしにくい一方、GT系や限定車は相場形成が別物です。投機的な価格を前提にせず、正規整備履歴と仕様を確認して選びましょう。
- リセール傾向:非常に高い
- 狙い目の例:カレラ系・人気色・正規履歴車
- 注意点:限定車と通常モデルを同じ相場で判断しない
2位 メルセデス・ベンツ Gクラス

長期間維持されるボックス型デザインと高い知名度により、中古車でも指名買いされやすいモデルです。ディーゼルとAMGでは購入層や維持費が異なるため、単純な価格だけで比較できません。人気色、左・右ハンドル、オプション、年式による装備差を確認することが重要です。
- リセール傾向:非常に高い
- 狙い目の例:ディーゼル・AMG・白黒系
- 注意点:新型投入と供給台数で相場が変動する
3位 ランドローバー ディフェンダー

本格四輪駆動のイメージと現代的なデザイン、アウトドア需要が重なり、中古市場でも注目されています。ボディサイズやエンジン、座席数によって評価が異なるため、販売台数が多い仕様を選ぶ方が売却先を見つけやすくなります。保証継承と電子装備の状態も確認しましょう。
- リセール傾向:非常に高い
- 狙い目の例:110・人気色・実用装備車
- 注意点:90・110・130で需要と用途が異なる
4位 ポルシェ マカン

扱いやすいサイズとポルシェらしい走行性能から、輸入SUVの中で安定した需要があります。ただし、エンジン車と電気自動車のマカンでは市場や購入層が異なります。年式、パワートレイン、オプション、保証の有無をそろえて比較し、将来の売却先を想定して選ぶことが大切です。
- リセール傾向:高い
- 狙い目の例:人気グレード・スポーツ系装備
- 注意点:エンジン車と新型EVを分けて考える
5位 ポルシェ カイエン

SUVの実用性と高速走行性能を兼ね備え、ポルシェブランドを求める幅広い層から支持されています。クーペ、Eハイブリッド、高性能グレードでは新車価格と中古需要が大きく異なります。高額なオプションがすべて査定額へ反映されるとは限らない点にも注意が必要です。
- リセール傾向:高い
- 狙い目の例:ベース/S系・人気色
- 注意点:高性能仕様は維持費と需要層が限定される
6~10位|実用性と人気を備えた輸入SUV
日常で使いやすく、中古車として比較されやすいミドル・ラージSUVです。
6位 BMW X5

上質な室内と長距離性能、SUVとしての実用性が評価されています。国内ではディーゼルやMスポーツ系が比較対象になりやすい一方、大きな車体と維持費から購入層は限定されます。装備内容、タイヤやブレーキの状態、保証期間によって査定差が出やすいモデルです。
- リセール傾向:比較的高い
- 狙い目の例:ディーゼル・Mスポーツ系
- 注意点:大型車のため地域や燃料で需要差がある
7位 BMW X3

日本でも扱いやすいミドルサイズと、BMWらしい走行感覚を両立しています。中古車の流通量が多いため、人気仕様であることに加えて、同年式の競合車より状態が良いことが重要です。モデルチェンジ直後は旧型の相場が動きやすいため、購入時期と売却時期も確認しましょう。
- リセール傾向:比較的高い
- 狙い目の例:ディーゼル・Mスポーツ系
- 注意点:世代交代前後で価格差が出やすい
8位 アウディ Q5

上質さ、四輪駆動、実用的なサイズのバランスが良く、輸入ミドルSUVとして一定の需要があります。S lineや人気色は比較されやすい一方、年式やエンジンによる価格差も大きくなります。メンテナンス履歴と装備の作動状態を確認し、同条件の在庫と比較してください。
- リセール傾向:比較的高い
- 狙い目の例:ディーゼル・S line系
- 注意点:新旧世代とパワートレインを区別する
9位 アウディ Q3

都市部で使いやすい寸法とSUVらしい実用性があり、初めて輸入車を選ぶ層にも検討されやすいモデルです。ただし中古在庫が豊富なため、走行距離や内外装の状態が平均以下だと価格競争になりやすくなります。安全装備やナビの世代差も確認しましょう。
- リセール傾向:比較的高い
- 狙い目の例:S line・人気色
- 注意点:流通量が多く状態の差が価格に出る
10位 メルセデス・ベンツ GLC

メルセデスの中核SUVとして知名度が高く、実用性と高級感を求める層に支持されています。通常ボディとクーペ、ガソリン、ディーゼル、PHEVでは中古需要が異なります。人気装備がそろった車両は比較されやすいものの、車検や保証の残期間も査定に影響します。
- リセール傾向:比較的高い
- 狙い目の例:ディーゼル・AMGライン系
- 注意点:クーペとSUVで需要を分けて考える
11~20位|グレードと購入価格の確認が重要な外車
セダンや流通台数の多い車種は、売却額の高さではなく購入価格に対する残価率で判断しましょう。
11位 メルセデス・ベンツ Cクラス

国内での知名度と流通量は高いものの、輸入セダンはSUVより値落ちが大きくなる場合があります。AMGラインや人気色は選ばれやすい一方、PHEVやワゴンを含めて仕様ごとの相場確認が必要です。「Cクラスだから高く売れる」と決めつけず、購入価格との比率で判断してください。
- リセール傾向:グレード差が大きい
- 狙い目の例:AMGライン・人気色
- 注意点:セダンはSUVより値落ちしやすい傾向
12位 メルセデス・ベンツ Eクラス

快適性とブランド力がありますが、新車価格が高いため、売却額が高くても残価率では不利になることがあります。セダン、ステーションワゴン、オールテレインで需要が異なり、装備差も大きいモデルです。購入時は値引き後価格と数年後の予想売却額をセットで確認しましょう。
- リセール傾向:グレード差が大きい
- 狙い目の例:ワゴン・AMGライン・人気仕様
- 注意点:高い新車価格に対して下落額が大きい
13位 BMW 3シリーズ

走行性能への評価は高いものの、中古流通量が多く、年式や状態による競争が起きやすいモデルです。Mスポーツやツーリングは比較されやすい一方、装備やパワートレインで需要差があります。購入価格を抑えられた認定中古車を選ぶ方法も、損失額を小さくするうえで有効です。
- リセール傾向:グレード差が大きい
- 狙い目の例:Mスポーツ・ツーリング・人気色
- 注意点:法人車や在庫量の影響を受ける
14位 BMW 5シリーズ

快適性と走行性能に優れますが、大型輸入セダンは新車価格からの下落額が大きくなる傾向があります。高額オプションを多数付けても、売却時に同額が戻るとは限りません。リセールを重視する場合は、購入時の値引き、認定中古車価格、保有期間を含めた総支払額で比較してください。
- リセール傾向:慎重に判断
- 狙い目の例:Mスポーツ・人気色
- 注意点:大型セダンは値落ち額が大きくなりやすい
15位 アウディ A4

A4は上質なミドルクラスとして支持されてきましたが、現行ラインナップではA5への移行を踏まえた判断が必要です。旧型化すると在庫価格が動く可能性があります。セダンよりアバントを探す層もいるため、ボディタイプ、年式、装備をそろえた実際の査定額を確認しましょう。
- リセール傾向:慎重に判断
- 狙い目の例:S line・アバント
- 注意点:A5への移行と旧型化の影響を確認
16位 ボルボ XC60

北欧デザインと安全性能、使いやすいサイズが評価されるSUVです。一方、パワートレインやグレード構成が変化しているため、同じXC60でも相場は一様ではありません。人気色、内装色、保証、ディーラー整備履歴をそろえ、PHEVはバッテリー保証も確認してください。
- リセール傾向:比較的安定
- 狙い目の例:人気色・上級内装・現行安全装備
- 注意点:PHEVとマイルドハイブリッドで需要差
17位 ボルボ XC40

個性的なデザインと都市部で扱いやすいサイズにより、中古市場でも検討されやすいモデルです。ガソリン/マイルドハイブリッド系と電気自動車では、購入層や相場の動きが異なります。リセールだけでなく、充電環境、保証、使用目的を含めて仕様を選びましょう。
- リセール傾向:比較的安定
- 狙い目の例:人気色・装備充実車
- 注意点:ガソリン系とEV系を混同しない
18位 MINI カントリーマン(旧クロスオーバー)

従来「MINI クロスオーバー」と呼ばれたモデルは、現行世代で日本名もカントリーマンになっています。MINIらしいデザインとSUVの実用性が魅力ですが、旧型と現行型を同じ条件で比較できません。ガソリン、ディーゼル、EVの違いと、保証・装備内容を確認してください。
- リセール傾向:比較的安定
- 狙い目の例:人気色・定番グレード
- 注意点:世代と車名変更を明確に区別する
19位 ジープ ラングラー

世代が変わっても特徴的なデザインが受け継がれ、本格四輪駆動車として指名買いされやすいモデルです。順位以上にリセールが強いケースもありますが、限定車や相場高騰期の価格を通常車へ当てはめないことが重要です。改造車は専門店と一般買取店で評価が分かれます。
- リセール傾向:高い
- 狙い目の例:アンリミテッド・人気色・純正状態
- 注意点:過度な改造は査定先を選ぶ
20位 ジープ グランドチェロキー

力強いデザインと快適な室内を持つ上級SUVですが、ラングラーほどデザインの継続性や指名需要が強いとは限りません。世代、ボディサイズ、PHEVを含むパワートレインで相場差があります。購入時は在庫数と値引き後価格を確認し、保証が残る時期の売却も検討しましょう。
- リセール傾向:グレード差が大きい
- 狙い目の例:人気グレード・状態良好車
- 注意点:車体サイズと維持費で需要が限られる
外車でもリセールが高くなりやすい車の特徴

車名だけで判断せず、需要が長く続く理由があるかを確認することが大切です。
世界的な指名需要がある
911、Gクラス、ディフェンダー、ラングラーのように、外観や用途が明確な車は中古車でも探す人が多くなります。
デザインが大きく変わりにくい
モデルチェンジ後も旧型が古く見えにくい車は、年式だけを理由に評価が下がりにくい傾向があります。
人気グレードと定番色がある
白・黒などの定番色や、装備内容が分かりやすい人気グレードは、次の購入者を見つけやすくなります。
中古車としての使い道が明確
SUV、スポーツカー、四輪駆動車など、購入目的が明確なモデルは一定の需要を維持しやすくなります。
外車のリセールを左右する5つのポイント

同じ車種でも、次の条件によって売却額は変わります。
グレードとパワートレイン
ガソリン、ディーゼル、PHEV、EVでは需要が異なります。高性能グレードは高く売れても、新車価格との差が大きい場合があります。
ボディカラーと内装色
定番色は買い手が見つかりやすい一方、限定色は専門店で評価が変わることがあります。
走行距離
年間走行距離だけでなく、年式に対して極端に多いか、整備が適切に行われているかを確認します。
内外装と整備履歴
記録簿、正規ディーラーの整備履歴、タイヤやブレーキの状態、警告灯や電子装備の作動状況が査定に影響します。
モデルチェンジと保証期間
新型発表後は旧型の在庫価格が動く場合があります。メーカー保証や認定中古車保証が残る時期も判断材料です。
外車の価値を落としにくくする方法

高く売るためだけに走行を控えるのではなく、状態と記録を適切に維持することが重要です。
- 点検・整備の記録を残す
- 純正部品を保管する
- 内外装の傷や臭いを放置しない
- 警告灯や不具合を早めに直す
- 車検・保証・モデルチェンジの時期を確認する
売却直前だけでなく、購入した時点から次の買い手が確認できる履歴を残しておきましょう。
外車を少しでも高く売る方法

ディーラー下取りだけで決めず、輸入車の査定経験がある買取店やオークション型サービスの価格も比較します。
査定額だけでなく、手数料、入金日、契約後の減額条件、キャンセル条件まで確認してください。

目的別に選べる車買取サービス
同じサービスを何社も申し込む必要はありません。連絡方法と売却方法が自分に合うものを選びましょう。
カーセンサー.net簡単ネット査定|複数社を比較したい人

複数の買取店へ査定を依頼して価格を比較したい人向けです。申込み後の連絡数や参加会社、キャンセル条件を確認して利用してください。
セルカ|オークション方式で比較したい人

車両をオークションへ出品し、参加業者の入札で価格を比較する方式です。出品条件、手数料、最低希望価格、成約後の流れを確認しましょう。
輸入車買取センター|輸入車専門の査定を受けたい人

輸入車のグレード、装備、限定仕様などを踏まえた査定を希望する人向けです。対応地域、査定方法、売却条件を確認して申し込んでください。

外車のリセールに関するよくある質問

購入前と売却前に気になりやすい疑問を整理します。
外車でリセールが高いメーカーは?
メーカー単位ではなく車種とグレードで判断する必要があります。ポルシェでもモデルにより異なり、メルセデス・ベンツでもGクラスと大型セダンでは値動きが異なります。
何年で売るのがお得ですか?
一律の正解はありません。保証、車検、走行距離、モデルチェンジ、ローン残高を確認し、複数社の査定額と保有を続ける費用を比較してください。
SUVなら必ず高く売れますか?
必ずではありません。SUVでも購入価格、在庫数、仕様、状態によって残価率は変わります。
輸入車はどこで売るべきですか?
輸入車専門店、一般買取店、オークション型サービスで評価が異なるため、条件の違う2~3系統を比較する方法が現実的です。
まとめ|車名だけでなく購入価格とグレードで判断する
リセールを重視するなら、人気車を選ぶだけでなく、実際の購入価格、人気グレード、維持状態、売却先まで考えることが重要です。
相場は固定ではありません。購入前には同条件の中古車価格を確認し、売却前には複数の方法で査定を受けて比較してください。


