はじめに
日産の軽スーパーハイトワゴン「ルークス」がついに新型へと進化しました。
広々とした室内空間や使い勝手の良さはそのままに、デザインや安全性能、走行性能まで大きくブラッシュアップ。特に「かどまる四角」をテーマにした親しみやすいデザインや、最新の運転支援機能を取り入れた点が注目されています。
家族での毎日の送迎から休日のレジャーまで、幅広いシーンで安心と快適を提供してくれる一台です。
新型ルークスのエクステリアデザイン
親しみやすさと存在感を両立
新型ルークスの外観は、「かどまる四角」という丸みを帯びた四角形を基本モチーフにしています。これにより、軽ハイトワゴンらしい親しみやすさと、街中で映える存在感を両立。小さな子どもや高齢者が見ても「やさしい印象」を受けるデザインですが、同時に都会的でモダンな雰囲気も漂わせています。
フロントデザインの刷新
フロントマスクには日産のアイデンティティ「Vモーション」グリルを採用。従来モデルよりも開口部が大きく、精悍さを強調しています。ヘッドライトは角を丸めたスクエア形状で、可愛らしさと力強さの両方を演出。グレードによってはLEDやデイタイムランニングライトも搭載され、夜間や悪天候でも高い視認性を確保しています。
サイドビューの工夫
側面は大きなスライドドアが印象的で、開口幅をしっかり確保。子育て世代がベビーカーをそのまま積み込めるように設計されています。キャラクターラインがドアパネルに走ることで、単調になりがちな背の高いワゴンボディに陰影を生み出し、スタイリッシュさをプラス。上位グレードでは切削加工アルミホイールが組み合わされ、よりスポーティに見せています。
リアのデザインと実用性
リアビューも「かどまる四角」のコンセプトを踏襲。縦基調のコンビランプが視認性を高めると同時に、安定感のある印象を与えます。バンパー下部の造形も立体的で、重心の低さを感じさせる処理が施されており、軽ハイトワゴン特有の“背高感”をバランス良く抑えています。
多彩なカラーバリエーション
新型ルークスの魅力のひとつが、全17色にも及ぶ豊富なボディカラー展開です。シンプルな単色に加え、ルーフとボディで異なるツートーンカラーも多数設定。特に和の美意識を取り入れた唐破風(からはふ)をイメージした配色は、他の軽自動車にはない個性を発揮しています。さらに、AUTECH仕様では専用ブルーやメッキ加飾が与えられ、上質かつ特別感のあるスタイルに仕上げられています。
まとめ
新型ルークスのエクステリアは、単なる軽スーパーハイトワゴンの実用デザインを超えて、「親しみやすさ・都会的な洗練・遊び心」 を兼ね備えたスタイルが特徴です。子育て世代から幅広い層まで安心して乗れるデザイン性を持ちながら、街中でちょっと誇らしくなるような存在感も演出しています。
新型ルークスのインテリア
デザインコンセプト
新型ルークスのインテリアは、外装と同じく「かどまる四角」をモチーフに、優しさと安心感を演出。直線的なラインに角の丸みを加えることで、広がりと居心地の良さを感じさせる空間に仕上げられています。また、窓を大きくとったことで外の光を取り込みやすく、昼間は明るく開放感のある雰囲気を楽しめます。
室内の広さと快適性
軽スーパーハイトワゴンの強みを最大限に活かし、室内はゆったりとした設計です。
- 後席膝まわり795mm という広さで、大人が座っても足を組める余裕。
- 天井高はクラス最大級で、子どもなら立ったまま着替えができるほど。
- 後席は前後スライド機構を備え、荷室拡大や子育て時のケアなど、シーンに合わせて柔軟に使い分けできます。
実際に座ると「軽自動車とは思えない広さ」という印象を持てるのが大きな魅力です。
内装カラーと質感
グレードごとに雰囲気の異なるカラーが設定されているのも特徴です。
- グレージュ:明るくナチュラルで、家族にやさしい雰囲気。
- チャコールグレー:落ち着いた色合いで上質感を演出。
- プレミアムインテリア(オプション):加飾や質感を高めた仕様で、ワンランク上の快適さ。
- AUTECH仕様:ブラックを基調に専用加飾を施し、高級感や特別感を演出。
素材面では手触りの良さと耐久性を兼ね備えたシート地を採用し、長時間のドライブでも快適性を損ないません。
収納と利便性
家族での使用を想定し、収納スペースが随所に用意されています。
- インパネはテーブルのようにフラットで、小物置きや作業スペースとしても使いやすい設計。
- ドアポケットやカップホルダーなどを多めに配置し、整理整頓しやすい室内。
- 後席は大開口スライドドア(開口幅650mm)を採用し、ベビーカーや大きな荷物もスムーズに積み込めます。
- ハンズフリースライドドア(オプション)も設定され、両手がふさがっていても足先の操作で開閉可能。
日常の利便性を強く意識した作り込みが特徴です。
装備とインフォテインメント
快適装備や先進機能も充実しています。
- NissanConnect対応ナビを搭載可能で、最新のインフォテインメントを楽しめる。
- インテリジェント アラウンドビューモニターをルームミラーに表示し、駐車時の安全性を大幅に向上。
- ドライブレコーダーやETC2.0、SOSコールなど安全装備も充実。
- プロパイロット搭載グレードでは、高速道路での運転支援が可能で、長距離ドライブも安心。
まとめ
新型ルークスのインテリアは、「広さ」「快適性」「使いやすさ」 の三拍子が揃った仕上がりです。特に後席の広さやスライド機構による柔軟性は、子育て世代にとって大きな魅力。さらにカラーや素材で雰囲気を選べる点や、最新のインフォテインメント・安全装備が搭載できる点も、日常からレジャーまで幅広いシーンで活躍できる理由です。
新型ルークスのパワーと性能
エンジン
- 660cc「BR06型」エンジンを搭載。
- 自然吸気(NA):最高出力 52PS/最大トルク 60Nm。
- ターボ仕様:最高出力 64PS/最大トルク 100Nm。
- どちらもCVTを組み合わせ、スムーズな加速を実現。
駆動方式
- 2WD(FF) と 4WD を用意。
- 4WDにはブレーキLSD機能を備え、滑りやすい路面でも安定。
- ビスカスカップリング方式を採用し、雪道や雨の日でも安心感を高めています。
燃費性能
- WLTCモード燃費:
- 2WD NA:約 20.9km/L
- 4WD:約 17〜19km/L
- アイドリングストップや簡易ハイブリッド(エネルギー回生システム)で燃費効率を向上。
- 2030年度燃費基準を達成する環境性能を備えています。
走行フィーリング
- NAエンジンは日常走行に十分で、街中では扱いやすさが特徴。
- ターボエンジンは発進加速や坂道、高速合流で余裕ある走りを提供。
- 静粛性も改良され、エンジン音やロードノイズが抑えられています。
まとめ
新型ルークスは、「街乗りに十分なNAエンジン」「余裕を求めるならターボ」 という選び方ができる軽スーパーハイトワゴンです。燃費性能も良好で、4WDや安全制御が備わっているため、日常から旅行まで幅広いシーンで安心して使える一台に仕上がっています。
新型ルークスの安全性能
衝突回避・被害軽減
- インテリジェント エマージェンシーブレーキ:車両や歩行者を検知し、自動ブレーキで衝突回避をサポート。
- エマージェンシーストップシグナル:急ブレーキ時にハザードを自動点滅し、後続車へ注意喚起。
- 歩行者傷害軽減設計:ボンネットやバンパーを工夫し、歩行者への衝撃をやわらげる構造。
車体構造・基本安全
- ゾーンボディ構造:衝突エネルギーを効率的に吸収・分散し、キャビンを守る。
- プリテンショナー&ロードリミッター付きシートベルト:衝突時にベルトを瞬時に巻き取り、過度な力は緩和。
走行安定・制御
- ABS+EBD:急ブレーキ時の安定性を確保し、前後輪の制動力を最適配分。
- VDC(横滑り防止装置)+TCS+ブレーキLSD:滑りやすい路面やコーナーでの安定走行をサポート。
運転支援・便利機能
- 車線逸脱警報:はみ出しを検知すると警告。
- ハイビームアシスト:状況に応じて自動でライトを切り替え。
- インテリジェント アラウンドビューモニター:360度カメラで駐車や狭い道での死角をカバー。
- 自動防眩ルームミラー:夜間、後続車のライトの眩しさを軽減。
安全評価
- JNCAPで高い評価を獲得し、軽自動車としてトップレベルの安全性能を証明。
- 衝突安全だけでなく、予防安全性能でも満点評価の実績あり。
まとめ
新型ルークスは、「衝突を避ける技術」「ぶつかっても守る構造」「運転を助ける支援機能」 の3本柱で安全性を高めています。日常の街乗りから高速道路、雨や雪道まで安心感を与えてくれる一台といえます。
ギャラリー
さいごに
新型ルークスは、軽自動車の枠を超えた「居住性」「安全性」「利便性」を兼ね備えた実用性抜群のモデルです。
広い後席空間や多彩なシートアレンジに加え、最新の自動ブレーキやアラウンドビューモニターなどの先進装備で、家族みんなが安心して過ごせる空間を実現。
さらにNAとターボ、2WDと4WDの選択肢も用意され、ライフスタイルに合わせた一台を選ぶことができます。毎日の暮らしを快適にサポートしてくれる、頼れる軽ハイトワゴンといえるでしょう。