【2025年最新】フェラーリ296スペチアーレ&スペチアーレA発表!最強V6ハイブリッドの進化系とは?

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はじめに

フェラーリは2025年4月、待望の高性能モデル「296スペチアーレ」とそのオープン仕様「296スペチアーレA(アペルタ)」を同時発表しました。

2021年に登場した「296GTB」をベースに、モータースポーツの技術を惜しみなく注ぎ込んだ特別仕様車であり、フェラーリのハイブリッド技術の到達点を示す一台です。

この記事では両モデルを詳しくご紹介いたします。

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フェラーリ 296 スペチアーレ/296 スペチアーレ A(アペルタ)のエクステリア

両モデルは、ベースとなる296 GTB/GTSの流麗なフォルムをさらに研ぎ澄まし、サーキット直系の空力と軽量化を反映したデザインとなっています。

クーペとスパイダーで基本ラインは共通しつつ、オープン化による空力調整やディテールの違いが与えられています。


フロントデザイン

  • 大型エアインテークとディフレクターを備え、冷却性能とダウンフォースを強化。
  • ヘッドライトは細長いLEDユニットを採用し、よりシャープで攻撃的な表情を演出。
  • バンパー下部にはF1マシン由来のSダクト風のエアチャンネルが組み込まれ、路面に車体を押し付ける効果を高めています。

サイドビュー

  • 低く構えたプロポーションに加え、カーボンファイバー製サイドスカートを採用。
  • ドア後方の吸気ダクトは大型化され、エンジン冷却とモーター関連システムへのエアフローを最適化。
  • クーペ(スペチアーレ)はより流線的なルーフライン、アペルタはリトラクタブル・ハードトップを収めるための造形がなされ、オープン時でも美しいシルエットを保ちます。

リアデザイン

  • リヤには可変式の大型スポイラーと、F1直系の垂直フィンを装備。速度域に応じて角度が変化し、Low/Medium/Highの3段階で空力性能を制御します。
  • バンパー下部は大型ディフューザー一体型で、排気口を中央寄りに配置。高回転での迫力あるサウンドとともに視覚的なインパクトも強調。
  • テールランプは細い横型デザインで、最新フェラーリらしいシャープな印象。

ホイール・カラーアクセント

  • 軽量化された専用鍛造ホイールやカーボンホイールが選択可能。
  • ブレーキキャリパーには鮮やかなフェラーリレッドのほか、イエロー、ブラックなど複数色を用意。
  • エクステリアカラーは従来のロッソ・コルサに加え、レース由来のビアンコ系やマット仕上げなど特別色も選べ、空力フォルムをより際立たせます。

スペチアーレ A(アペルタ)の特徴

  • クーペと同じ空力性能を維持するため、ルーフ収納時にも乱流を抑える設計
  • リトラクタブル・ハードトップは約14秒で開閉可能で、時速45km/hまで操作可能。
  • オープン時にはキャビン後方の整流フィンが効率的に気流をコントロールし、快適性とスタイルを両立。

まとめ

296 スペチアーレとスペチアーレ Aは、ただのデザイン強化版ではなく、走行性能を最大化するための機能美を徹底的に追求したエクステリアを備えています。

攻撃的なフロント、筋肉質なサイド、アグレッシブなリアの全てが、サーキット走行を意識したフェラーリの最新解答と言えるでしょう。


フェラーリ 296 スペチアーレ/296 スペチアーレ A(アペルタ)のインテリア

インテリアは「軽量化」と「ドライバー中心設計」が徹底され、視覚的にもレーシングモデルを彷彿とさせる空間に仕上げられています。

GTB/GTSをベースにしながらも、よりシンプルかつ機能的で、サーキット走行に最適化されています。


ドライバーオリエンテッドなコクピット

  • 計器類はすべてデジタル・ディスプレイ化され、ハンドルを握ったまま主要情報を視認可能。
  • ステアリングホイールには、フェラーリ伝統のマネッティーノ・スイッチを搭載し、走行モードの切替を瞬時に操作できます。
  • ダッシュボード全体は水平基調で、ドライバーの視線移動を最小限に抑えるデザイン。

軽量素材の採用

  • ドアパネルからコンソール、メーターフードに至るまでカーボンファイバーがふんだんに使われています。
  • シートはカーボン製バケットシートを採用し、極限まで軽量化しつつ強力なホールド性を確保。
  • 内装の仕上げはアルカンターラやテクニカルファブリック中心で、ラグジュアリーさよりもレーシングスピリットを強調。

操作系とUI

  • センターコンソールは極めてシンプルに整理され、物理ボタンは最小限。
  • シフト操作はフェラーリ伝統を踏襲したゲート風のセレクターが配置され、クラシックな意匠を現代的に再現。
  • 助手席には「パッセンジャーディスプレイ」を備え、走行スピードや回転数を同乗者も確認できる仕様。

スペチアーレ A(アペルタ)の違い

  • オープンモデルでは、ルーフ開閉機構を考慮した後席後方の設計が特徴。
  • ルーフを開けた際でも風の巻き込みを抑えるよう、キャビン後方に整流板が設けられています。
  • オープン時はサウンドの臨場感がさらに増し、V6ハイブリッド特有の鋭いエンジン音をダイレクトに楽しめる仕様。

まとめ

インテリアは豪華さよりも「機能美」と「ドライバーの一体感」を最優先に設計されており、レーシングカーに極めて近い操作感覚を提供します。

軽量素材と最新デジタルUIの融合により、296 スペチアーレ/アペルタは、まさにサーキットと公道をシームレスに結ぶフェラーリらしいコクピットを実現しています。


フェラーリ 296 スペチアーレ/296 スペチアーレ A(アペルタ)のパワーと性能

フェラーリが誇る最新のV6ハイブリッド技術をベースに、296 GTB/GTSからさらにパフォーマンスを高めたのが「スペチアーレ」と「スペチアーレ A」です。

単なる出力向上だけでなく、軽量化・レスポンス強化・空力効率を徹底的に見直し、サーキットレベルの性能を公道で体感できる仕様となっています。


パワートレイン

  • 3.0L 120° V6 ツインターボエンジン(F163型)
    • 単体で約 700PS を発生。
    • チタン製コンロッドや軽量クランクを採用し、GTB比で約 9kg軽量化
  • 電動モーター(MGU-K)
    • 最大 180PS(132kW) を発揮。
    • 高回転域でのブースト加速と低速トルク補助を担当。
  • システム総合出力:880PS
    • 296 GTB(830PS)を上回る、圧倒的なスペック。

加速性能

  • 0–100km/h:2.8秒(クーペ/アペルタ共通)
  • 0–200km/h
    • スペチアーレ(クーペ):7.0秒
    • スペチアーレ A(アペルタ):7.3秒(オープン化による重量増がわずかに影響)
  • 最高速度:330km/h超

軽量化とパワーウェイトレシオ

  • 車体全体で約 60kgの軽量化 に成功。
  • その結果、パワーウェイトレシオは1.60kg/PSという驚異的な数値を実現。
  • ハンドリングとブレーキング性能の向上に大きく寄与。

サスペンション&ブレーキ

  • 電子制御マルチリンク式サスペンションにより、快適性とトラック性能を両立。
  • F1由来のブレーキ冷却ダクトを採用し、カーボンセラミックブレーキの効率を最大化。
  • コーナリング時の安定性と制動力は、GTBよりもさらにシャープ。

ハイブリッド特性

  • 25km前後のEV走行レンジを持ち、都市部では静かにEV走行可能。
  • ハイブリッドシステムは加速時の瞬発力を高めるためにも活用され、ターボラグをほぼ解消
  • サーキット走行時はモーターとエンジンが一体化し、自然吸気エンジンのような鋭いレスポンスを実現。

まとめ

296 スペチアーレ/アペルタは、880PSのハイブリッドシステムと軽量化によって、フェラーリ史上最も俊敏でレスポンスの鋭いV6モデルに仕上がっています。

クーペは究極のドライビングプレシジョンを、アペルタは同等の性能に加えて“風を感じる臨場感”を提供し、どちらも公道からサーキットまで最高のパフォーマンスを約束します。


フェラーリ 296 スペチアーレ/296 スペチアーレ A(アペルタ)のシャシーと足回り

296 GTB/GTSをベースにしながらも、スペチアーレはさらなる軽量化と剛性強化が施され、サーキット直系の走行性能を実現しています。

A(アペルタ)はオープン化に伴う補強を加えつつ、同等のシャシー性能を維持するよう設計されています。


シャシー構造

  • アルミニウム主体のマルチマテリアル構造を採用し、軽量性と剛性を高次元で両立。
  • スペチアーレ Aはルーフ格納機構を備えるため追加補強が施されますが、軽量素材の使用で重量増を最小限に抑制。
  • 結果として、どちらのモデルも高いねじり剛性を確保し、コーナリング時の精密な応答性を発揮。

サスペンション

  • 前後とも電子制御マルチリンク式を採用。
  • 最新世代の**サイドスリップコントロール(SSC)**が統合され、限界走行時でも最適な姿勢制御を実現。
  • ダンパーは電子制御により「コンフォート」「スポーツ」「トラック」などモードに応じた減衰特性を自動調整。

足回りとブレーキ

  • **カーボンセラミックブレーキ(CCM-R)**を装備。冷却効率を高めるF1由来の導風ダクトを採用し、連続ハードブレーキングでもフェードを抑制。
  • ホイールは軽量鍛造アルミを標準装備し、オプションでカーボンファイバーホイールも選択可能。
  • タイヤはミシュランやピレリの専用ハイグリップタイヤが装着され、サーキット走行を想定したグリップ性能を発揮。

空力と走行安定性

  • 可変式リアスポイラーがLow/Medium/Highの3段階でダウンフォースを調整。
  • フロントスプリッターやサイドディフューザーと連動し、250km/hで435kgのダウンフォースを発生。
  • 高速域でも路面に吸い付くような安定感を確保しつつ、旋回性能を飛躍的に向上。

まとめ

296 スペチアーレとアペルタのシャシー&足回りは、軽量化・剛性強化・電子制御技術の融合によって仕上げられています。

鋭いターンイン、強力な制動、そして空力と連動した安定性により、ドライバーは常にマシンと一体になれる感覚を味わえます。

クーペは究極の精密さを、アペルタは同等の性能に加えてオープン走行の爽快感を提供するのが大きな魅力です。


フェラーリ 296 スペチアーレ/296 スペチアーレ A(アペルタ)の安全性能

フェラーリは「純粋な走りの楽しさ」と同時に、最新技術による安全性の確保も重視しています。

296 スペチアーレ/アペルタは、ベースモデルのGTB/GTSよりさらに進化した電子制御システムやブレーキ性能を備え、サーキット走行から日常ドライブまで高い安全性能を発揮します。


先進的なドライバーアシスト

  • サイドスリップコントロール(SSC)最新世代
    • 横滑りを緻密に制御し、限界走行でも車体バランスを安定化。
  • フェラーリ・ダイナミック・エンハンサー(FDE)
    • ブレーキ圧を個別に制御することで、ドリフトや高荷重コーナリングでも自然な姿勢制御をサポート。
  • トラクションコントロール(F1-Trac)
    • ハイブリッドシステムとの協調制御で、電動モーターのトルクも含めて最適に配分。

ブレーキ&制動性能

  • カーボンセラミックブレーキ(CCM-R)
    • 耐熱性と耐久性に優れ、サーキット走行でも制動力が落ちにくい。
  • F1由来の冷却ダクト
    • ブレーキ温度を効率的に下げ、繰り返しのフルブレーキにも耐えられる設計。
  • ABSは最新世代の制御を採用し、雨天や低μ路面でも安定した制動を実現。

車体安全構造

  • アルミニウム主体の高剛性シャシーで、衝突時のエネルギーを効率的に分散。
  • スペチアーレ A(アペルタ)はオープンモデルながら、ルーフ周辺の補強と強固なAピラーでロールオーバー時の安全を確保。
  • エアバッグは前席フルセットに加え、サイドエアバッグも搭載。

電子制御と安定性

  • 可変式リアスポイラーやアクティブ空力デバイスが、高速時の安定性=安全性を大きく高める。
  • ハイブリッドシステムにより、電動モーターがトラクション補助を行うことで、滑りやすい路面でも挙動を安定。
  • アクティブサスペンションは路面状況を常時モニターし、ボディコントロールを最適化。

まとめ

296 スペチアーレとアペルタは、F1由来の先進制御、強力なブレーキ、軽量かつ高剛性のシャシーにより、ドライバーが限界性能を楽しみつつも常に安心感を得られるよう設計されています。

クーペは究極の精密さを、アペルタは開放感を加えつつも同等の安全性能を実現しており、まさに「走りと安全を両立したフェラーリ」といえるでしょう。


価格・発売時期:限定感もフェラーリならでは

イタリアでの価格は以下の通りです。

  • 296 スペチアーレ:407,000ユーロ(約6,650万円)
  • 296 スペチアーレA:462,000ユーロ(約7,540万円)

クーペは2026年初頭、コンバーチブルは同年第2四半期にデリバリー開始予定。フェラーリの既存顧客を中心に優先販売され、台数は非常に限られています。

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ギャラリー:296スペチアーレ

ギャラリー:296スペチアーレA

まとめ:フェラーリの未来を象徴する2台

「296スペチアーレ」と「296スペチアーレA」は、フェラーリがこれまで築いてきたモータースポーツとロードカーの融合をさらに推し進めたハイブリッドスーパーカーの集大成です。

今後登場予定のフル電動モデルに向けた重要なブリッジモデルとして、電動化時代のフェラーリの「熱」をしっかりと感じさせてくれる存在です。

限られた人にしか味わえない一台、その価値は今後さらに高まることでしょう。

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