はじめに
BMWが誇るハイパフォーマンスブランド「M」から登場した BMW XM。
XシリーズのSUVでありながら、従来の派生モデルではなく、M社が独自に開発した特別な存在です。圧倒的なパワーを誇るV8ツインターボに電動モーターを組み合わせ、最高748psを発揮するスーパーカー級のSUV。
そのデザインは大胆かつ未来的で、巨大なキドニーグリルや縦型マフラーなど、見る人を圧倒する迫力を備えています。
ラグジュアリーなインテリアや先進の安全装備も搭載され、走りと快適性を兼ね備えた唯一無二の一台として注目を集めています。

BMW XMのエクステリア
BMW XM は、堂々としたフルサイズSUVのボディに、スポーツカー並みの力強さを融合させた独自のスタイルを持っています。全長5.1m、全幅2mを超える大きなサイズで、存在感は抜群。クーペのような流れるラインと力強いプレスラインで、ラグジュアリーとスポーティを両立させています。
フロント
- 巨大なキドニーグリルが最大の特徴で、輪郭が光る「Iconic Glow」仕様も選べます。
- ヘッドライトは上下2段に分かれた最新デザインで、シャープな表情を演出。
- バンパーには大型のエアインテークを備え、冷却性能とスポーツ感を強調。
- ボンネットには盛り上がった「パワードーム」があり、エンジンの存在感をアピール。
サイド
- サイドには力強いキャラクターラインを走らせ、立体感のある造形。
- 「アクセントバンド」と呼ばれる装飾モールが加わり、高級感を演出。
- ホイールは最大23インチの大径サイズを装備し、迫力あるスタンスを実現。
- 張り出したフェンダーが筋肉質な雰囲気を強調。
リア
- もっとも特徴的なのが、縦に2段積みされた「ツイン・ツイン」マフラー。力強く独創的なデザインです。
- ワイドに伸びたテールランプで、後ろ姿に安定感をプラス。
- ルーフにはスポイラー風の造形を取り入れ、スポーティな印象を後押し。
ディテール
- グリルやモールに「ナイトゴールド」など特別色を使う仕様もあり、ラグジュアリー感をさらに高めています。
- ボディカラーは豊富で、BMW Individual による特注色も選択可能。
- エッジの効いたシャープさと滑らかな面の組み合わせで、未来的な印象を持たせています。
まとめると、BMW XM のエクステリアは「存在感のあるフルサイズSUV × 未来的なMデザイン」がテーマ。光る巨大グリルや縦型マフラーなど、他にはない個性的な要素が随所に盛り込まれており、街中でも圧倒的な存在感を放つ仕上がりになっています。
BMW XMのインテリア
BMW XM の室内は、最上級SUVにふさわしいラグジュアリーさと「Mモデル」らしいスポーティさを融合させたデザイン。高級レザーやメタルパーツを多用しつつ、最新のデジタル技術も取り入れています。広々としたキャビンは、長距離移動でも快適に過ごせる空間になっています。
運転席・コックピット
- 最新の「BMWカーブドディスプレイ」を採用し、メーターとセンターディスプレイを一体化。
- メーターはフルデジタル表示で、走行モードやハイブリッド情報もわかりやすく表示。
- センターには大型タッチスクリーンを配置し、ナビやエンタメ、車両設定を直感的に操作可能。
- ステアリングはM専用デザインで、厚みのあるグリップと専用ボタンを備えています。
シートと素材
- 高級ナッパレザーやメリノレザーを使ったシートは、しっとりとした質感。
- フロントシートは電動調整・メモリー・シートヒーター・ベンチレーションを完備。
- 後席も広く、リクライニング機能や快適装備が充実。
- 「ラウンジシート」コンセプトで、後席は高級サロンのような居心地を演出。
インテリアデザインの特徴
- 天井には立体的な「ジオメトリック3Dデザイン」を施したルーフライナーを採用。
- アンビエントライトと組み合わせて、夜間は幻想的な雰囲気を作り出します。
- 金属調のトリムや特別なステッチが随所に入り、スポーティさと高級感を両立。
快適装備・テクノロジー
- Bowers & Wilkins 製の3Dサラウンドサウンドシステムを搭載し、コンサートホールのような音響を楽しめます。
- 4ゾーン独立エアコンで、前後席それぞれ快適な温度調整が可能。
- 最新のiDriveシステムで、音声操作やジェスチャー操作にも対応。
- 後席用ディスプレイやUSB-Cポートも備え、利便性も十分。
まとめると、BMW XM のインテリアは「豪華さ × デジタル先進性 × Mらしいスポーツ感」を融合した空間です。後席はまさに“移動するラウンジ”で、運転する楽しさだけでなく、乗る人すべてに快適さと特別感を提供します。
BMW XM のパワーと性能
パワートレイン
- 搭載されるのは 4.4L V8 ツインターボエンジン+電気モーター のプラグインハイブリッドシステム。
- システム総合出力は 653ps / 800Nm を発揮。
- 上位モデルの XM Label Red ではさらにパワーアップし、748ps / 1,000Nm に到達します。
- 8速MステップトロニックATと M xDrive(四輪駆動システム)を組み合わせ、強烈な加速と安定性を実現。
走行性能
- 0-100km/h加速は 約4.3秒(標準XM)、約3.8秒(Label Red) と、重量級SUVとは思えない速さ。
- 最高速度は通常リミッターで 250km/h、Mドライバーズパッケージ装着で 270km/h まで引き上げ可能。
- 電動モーターによる瞬時のトルク加速と、V8のパワーを組み合わせることで、街中から高速道路までスムーズに加速。
ハイブリッド性能
- バッテリー容量は約29.5kWh(使用可能容量は25.7kWh程度)。
- EVモードでは 約80km(WLTP基準) の走行が可能で、短距離移動ならガソリンを使わず走行できます。
- AC普通充電に対応し、最大7.4kWでの充電が可能。
足回り・シャシー
- アダプティブMサスペンション、電子制御ダンパー、アクティブロールスタビライザーを搭載。
- 重量級ながら、コーナリング時のロールを抑えて安定感を確保。
- リアには電子制御式Mスポーツディファレンシャルを装備し、トラクション性能を最適化。
- 大径23インチホイールと高性能ブレーキシステムで、安心感のある制動力を発揮。
まとめ
BMW XM は ラグジュアリーSUVでありながら、スーパーカー級の加速性能 を備えた一台。V8エンジンのパワフルさと電動モーターのレスポンスを融合し、街乗りからサーキット走行まで楽しめる走行性能を実現しています。さらにPHEVならではのEV走行も可能で、「圧倒的な力強さ」と「環境性能」を両立しているのが大きな魅力です。
BMW XM の安全性能
先進運転支援システム(ADAS)
- ドライビングアシストプロフェッショナルを標準装備。レーダーとカメラを組み合わせ、走行を支援します。
- アダプティブクルーズコントロールで、前走車との車間を自動調整。高速道路での長距離移動を快適にサポート。
- レーンキーピングアシストやレーンチェンジアシストで、車線維持や自動的な追い越しをサポート。
衝突回避・被害軽減機能
- 前方衝突警告と自動ブレーキ機能(歩行者・自転車検知対応)。
- 交差点アシストによる横方向からの車両検知。
- 後方クロストラフィックアラートで、駐車場から出る際も安全を確保。
- エマージェンシーストップアシストで、ドライバーが意識を失った場合にも車両を安全に停止させます。
パーキングサポート
- 360度カメラ(サラウンドビュー)と3Dビュー機能を搭載。車両周囲を立体的に確認可能。
- パーキングアシストプラスにより、縦列・並列駐車を自動で行えます。
- リバースアシスト機能で、直前に通ったルートを最大50mまで自動でバック走行可能。
ボディ構造・安全装備
- 強固なSUVボディと衝撃吸収構造により、万一の衝突時も乗員を保護。
- エアバッグは前席・側面・カーテンまでフル装備。
- 夜間の安全を高めるマトリクスLEDヘッドライト(可変配光機能付き)を搭載。
まとめ
BMW XM の安全性能は、最新のBMWテクノロジーをフルに投入した内容で、高速道路での半自動運転、都市部での事故回避、駐車支援まで幅広くカバーしています。ラグジュアリーSUVとしての快適性に加え、ドライバーと同乗者を守る安心感も非常に高いモデルです。
買って良かった点
- 圧倒的な存在感とデザイン
巨大なキドニーグリルや縦型マフラーなど、他のSUVにはない独自のスタイルで、街中でも強烈な個性を放ちます。 - スーパーカー級の走行性能
V8ツインターボ+電動モーターによる653ps(Label Redなら748ps)は、SUVとは思えない加速感を実現。走る楽しさが段違いです。 - ラグジュアリーなインテリア
高級レザーや特別なルーフデザイン、Bowers & Wilkinsのオーディオなど、上質な快適性を提供。長距離移動もストレスなく楽しめます。 - 先進の安全支援システム
高速道路での半自動運転や自動駐車機能まで備えており、日常の利便性も高い。 - EV走行が可能
約80kmの電動走行ができ、日常の短距離移動ではガソリンを使わずに走れる点も魅力。
買って悪かった点
- 車両価格が非常に高額
日本導入モデルは新車価格が約2,130万円から。維持費(保険・税金)も高く、所有コストが大きいです。 - 車体が大きすぎる
全長5.1m・全幅2mを超えるサイズは、日本の都市部や狭い駐車場では取り回しに苦労します。 - 重量の重さ
約2.7トンの車重は、スポーツSUVとはいえ取り回しや燃費に影響。俊敏性では軽量モデルに劣ります。 - 実燃費は期待ほど良くない
PHEVとしてEV走行は魅力ですが、長距離でバッテリーを使い切ると燃費はやや悪化します。 - デザインの好みが分かれる
未来的で大胆なデザインは「カッコいい」と思う人がいる一方で、「派手すぎる」と感じる人も少なくありません。
ギャラリー
さいごに
BMW XM は、ラグジュアリーSUVとスーパースポーツの魅力を融合させた革新的なモデルです。
走ればスーパーカー並みの加速を味わえ、室内は高級サロンのように快適。さらに最新の安全技術やEV走行も可能なPHEVシステムを備え、現代的な多様なニーズに応えています。
一方で、価格やサイズの大きさはハードルとなりますが、「他にはない存在感」と「究極の走行体験」を求める人にとって、BMW XMは理想的な選択肢となるでしょう。