はじめに
レクサスが誇るスポーツセダン「IS」が、2026年モデルとしてさらなる進化を遂げました。
精悍さを増したエクステリア、最新テクノロジーを取り入れたインテリア、改良を重ねたシャシーと足回り、そして充実した安全性能。
プレミアムセダンとしての魅力を保ちながら、ドライバーの期待を超える仕上がりとなっています。今回は、その新型ISの特徴をわかりやすくご紹介します。
2026年型 レクサス IS エクステリアまとめ
精悍さを増したフロントフェイス
新型ISは低重心でワイドなスタンスを強調し、スポーティで力強い印象に進化しました。スピンドルグリルはフードエッジまで拡大され、大開口の迫力あるデザインへと刷新。鋭いヘッドライトと相まって、よりアグレッシブな表情を演出しています。
F SPORT専用デザイン
スポーツモデルのF SPORTでは、リアスポイラーや19インチ軽量アルミホイールを装備。赤いブレーキキャリパーも設定され、走りの力強さを外観から感じさせます。
ボディサイズの変更点
全長は4,720mm(従来比+10mm)、全幅1,840mm、全高1,435~1,440mm、ホイールベース2,800mmと、基本的なプロポーションは維持しながら、わずかにサイズアップしています。
新しいボディカラー
新色「ニュートリノグレー」や光沢感ある「Wind」を含む全8色を展開。スタイリッシュさと個性をさらに際立たせています。
ポイントまとめ
- 低くワイドなスタイルでスポーティさを強調
- スピンドルグリルがより大胆に拡大
- F SPORTは専用スポイラーや赤キャリパーを採用
- 全長を10mm延長し、バランスを微調整
- 新色を追加し、全8色から選択可能
2026年型 レクサス IS インテリアまとめ
最新デザインのコックピット
新型ISのインテリアは、ドライバーを中心に設計されたスポーティなコックピットスタイル。水平基調のデザインで視認性を高めつつ、すっきりとしたレイアウトに刷新されています。従来あったアナログ時計や古いタッチパッドは廃止され、よりモダンで洗練された雰囲気になりました。
大型デジタルディスプレイ
- メーターパネルには 12.3インチのフルデジタルインストゥルメントクラスター を搭載。
- 中央には 12.3インチの大型インフォテインメントディスプレイ を配置し、直感的な操作を実現。
ナビやオーディオ、車両設定までスムーズに操作でき、最新のコネクティビティ機能にも対応しています。
快適性と質感の向上
- 気候コントロールのスイッチやエアベントも新デザインに刷新され、操作性とデザイン性を両立。
- 上質なレザーやソフトタッチ素材を多用し、スポーティさと高級感を融合。
- シートはホールド性を重視しつつ、長距離でも疲れにくい快適な設計になっています。
F SPORT専用装備
スポーティグレードのF SPORTには、専用のスポーツシート、アルミペダル、特別なステアリングなどが備わり、ドライバーの高揚感を高める仕立てとなっています。
ポイントまとめ
- アナログ時計や旧タッチパッドを廃止 → スッキリしたレイアウト
- 12.3インチのデジタルメーターと大型センターディスプレイを搭載
- 高級素材を採用しつつ快適性も向上
- F SPORTには専用シートやステアリングで走りを演出
2026年型 レクサス IS パワーと性能まとめ
日本仕様:IS300h(ハイブリッド)
日本市場では IS300h が導入され、2.5L直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。
- システム総合出力:約226ps
- 駆動方式:FR(後輪駆動)
- 燃費性能:WLTCモードで約18.0km/Lと高効率
環境性能と経済性を両立しつつ、日常走行から高速クルージングまでバランスの良い走りを実現しています。
北米仕様:IS350(ガソリン)
北米では IS350 が主力となり、3.5L V6エンジンを搭載。
- 最高出力:約311hp
- 駆動方式:FRまたはAWD
- グレード:F SPORT、F SPORT Design
パワフルな加速と自然吸気V6らしいレスポンスが特徴で、スポーティセダンらしい爽快な走りを楽しめます。
走行性能とドライビングフィール
- シャシーやサスペンションは改良され、ステアリング応答性やハンドリング精度が向上。
- 高速道路やワインディングでも安定したコントロール性能を発揮。
- F SPORTでは専用チューニングにより、よりダイナミックで俊敏な走りを提供します。
ポイントまとめ
- 日本仕様:IS300h(ハイブリッド)、高効率かつ扱いやすい
- 北米仕様:IS350(V6ガソリン)、パワフルでスポーティ
- シャシー・サスペンション改良で操縦安定性を強化
- F SPORTは専用チューニングで走りの楽しさを追求
2026年型 レクサス IS シャシーと足回りまとめ
改良されたプラットフォーム
新型ISは従来のFRプラットフォームをベースにしながら、剛性をさらに向上。ボディの補強や溶接ポイントの最適化により、コーナリング時の安定性や直進時の安心感を強化しています。
サスペンションの進化
- フロント:ダブルウィッシュボーン
- リア:マルチリンク式
とする基本構成は維持しつつ、ダンパーやブッシュの改良で、路面追従性と乗り心地をバランス。街乗りでは快適、高速走行やワインディングでは俊敏なレスポンスを発揮します。
F SPORT専用チューニング
F SPORTグレードでは足回りがスポーツ寄りにセッティングされ、ステアリングフィールやコーナリング性能を強化。専用19インチホイールや高性能ブレーキが装備され、サーキット走行やワインディングでも余裕を感じさせます。
ハンドリング性能
改良されたEPS(電動パワーステアリング)により、操舵の正確性と自然なフィードバックを実現。ドライバーの意図に忠実に反応する「人馬一体」の走りを目指しています。
ポイントまとめ
- 剛性を高めたFRプラットフォームで安定性を向上
- ダブルウィッシュボーン&マルチリンク式サスペンションを改良
- F SPORTは専用チューニングでスポーティさを強調
- EPSの改良で正確かつ自然なハンドリングを実現
2026年型 レクサス IS 安全性能まとめ
Lexus Safety System+ の最新バージョン
新型ISには、予防安全パッケージ Lexus Safety System+ の最新版が搭載され、従来よりも高度な運転支援と衝突回避性能を実現しています。
- プリクラッシュセーフティ(PCS):昼夜の歩行者、自転車、交差点での右左折時の車両検知にも対応。
- レーダークルーズコントロール(ACC):全車速追従機能付きで、高速道路走行をサポート。
- レーントレーシングアシスト(LTA):車線中央を維持しやすくし、長距離運転の負担を軽減。
- ロードサインアシスト(RSA):標識を認識してメーターに表示。
新機能と改良点
- 発進遅れ通知(TMN):前車が発進しても停車を続けた場合、ドライバーに通知。
- 緊急時操舵支援:衝突回避のため、必要に応じてステアリング操作を支援。
- ドライバー異常時対応システム:無操作時に減速・停車し、ハザード点滅で周囲に知らせます。
高度運転支援「Lexus Teammate」
上級グレードでは、ハンズオフ走行を可能にする Lexus Teammate Advanced Drive を搭載。高速道路の渋滞時などでドライバーをサポートし、快適で安全な移動を実現します。
衝突安全性能
- 高剛性ボディと最新のエアバッグシステムで、万一の衝突時にも乗員を保護。
- 衝突エネルギーを効率的に分散する構造を採用し、衝撃吸収性を向上。
ポイントまとめ
- Lexus Safety System+ が最新バージョンに進化
- 歩行者・自転車検知や緊急時操舵支援などを強化
- Lexus Teammateでハンズオフ運転支援に対応
- 高剛性ボディとエアバッグで衝突安全性を確保
ギャラリー
さいごに
2026年型レクサスISは、デザイン・快適性・走行性能・安全性のすべてに磨きをかけたモデルです。
低重心でワイドなスタイルは一層スポーティに、室内はデジタル化で現代的に進化。
日本仕様では高効率なハイブリッド、北米ではパワフルなV6を展開し、幅広いユーザーのニーズに応えます。
さらに、最新のLexus Safety System+やLexus Teammateによる運転支援機能も搭載され、安全性も万全。
まさに「走り」と「安心」を両立した新世代スポーツセダンとして、ISは再び注目を集める存在となるでしょう。


