はじめに
トヨタが新時代のクラウンとして投入した「クラウンスポーツ」。
クーペライクなデザインと低重心のプロポーションで、多くの人を惹きつける存在感を放っています。しかし、実際に購入してみると「買って良かった!」と感じる部分もあれば、「ここはちょっと残念…」と感じる部分もあるのが本音。
この記事では、クラウンスポーツを所有して分かったメリットとデメリットを、ユーザー目線で詳しく解説していきます。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

クラウンスポーツのエクステリア特徴
スタイリングのテーマ
クラウンスポーツのデザインは「シンプルでエモーショナル」。余計な線を減らしつつ、流れるような造形でスポーティさを強調しています。見た瞬間に「かっこいい」と思える存在感が魅力です。
プロポーション
全長4,720mm・全幅1,880mm・全高1,565mmというサイズながら、全高を低く抑えて低重心感を演出。前後のオーバーハングも短く、大径21インチホイールを四隅に配置することで、しっかりとした「踏ん張り感」があります。
フロントデザイン
最新の「ハンマーヘッドフェイス」を採用。
- 薄型のデイタイムランプ
- 下部に配置されたメインヘッドライト
これにより、鋭く精悍な顔つきになっています。正面から見たときにワイド感と低重心を強調しているのも特徴です。
リアデザイン
後ろ姿の迫力を強調するのが、大胆に張り出したリアフェンダー。横一文字に光るテールランプと相まって、低く構えた力強い印象を与えます。スポーツカー的な躍動感を持ちながら、SUVらしい存在感も感じられます。
ホイール
全グレードに21インチアルミホイールを標準装備。
- SPORT Z:グロスブラック塗装
- SPORT RS(PHEV):マットブラック塗装
大径ホイールとブラックカラーで、足元からスポーティさを際立たせています。
まとめ
クラウンスポーツのエクステリアは、
- 低重心でダイナミック
- 精悍なフロントマスク
- 張り出したリアフェンダー
- 存在感ある21インチホイール
これらが組み合わさり、クラウンシリーズの中でも特にスポーティでエモーショナルなデザインに仕上がっています。
クラウンスポーツのインテリア
デザインコンセプト
インテリアのテーマは「スポーティ × 上質」。
走りを意識したコックピット感と、クラウンらしい高級感を両立しています。シンプルで直感的に操作できる設計が特徴です。
運転席まわり
- **大画面ディスプレイ(12.3インチ)**を搭載し、ナビ・エンタメ・車両情報をわかりやすく表示。
- デジタルメーターと一体感があり、未来的で先進的な雰囲気を演出。
- ステアリングは握りやすい形状で、パドルシフトも備えスポーツドライビングにも対応。
シート
- 前席はスポーツシート形状で、体をしっかりホールド。長距離でも疲れにくい設計。
- シート素材には合成皮革や本革を採用し、質感も高い。
- 後席は広めのスペースを確保し、クーペライクなデザインながら快適性をキープ。
室内空間と快適装備
- デュアルゾーンエアコンで前後席の快適温度を個別に調整可能。
- アンビエントライトが室内を柔らかく照らし、夜間の雰囲気を高めます。
- ラゲッジスペースも日常使いに十分な広さを確保。後席を倒せば長尺物も積載できます。
インフォテインメント&コネクティッド
- 最新コネクティッドナビに対応し、クラウドから最新の地図や交通情報を取得。
- Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応し、スマホ連携もスムーズ。
- 高音質オーディオシステム(オプションでJBL仕様)により、ドライブ中も上質な音楽体験を楽しめます。
まとめ
クラウンスポーツのインテリアは、
- スポーティで先進的な運転席デザイン
- 高級感あるシートと快適な室内空間
- 最新のコネクティッド機能と充実装備
これらが組み合わさり、運転する楽しさと上質な居心地を両立しています。まさに「走りを楽しむ大人の空間」といえる仕上がりです。
クラウンスポーツのパワーと性能
パワートレインのラインナップ
クラウンスポーツには大きく2種類のパワートレインが用意されています。
- 2.5L ハイブリッド(SPORT Z)
- エンジン:2.5L 直列4気筒
- モーターと組み合わせたハイブリッドシステム
- 高効率で燃費性能に優れ、街乗りからロングドライブまで快適
- 2.5L プラグインハイブリッド(SPORT RS)
- 2.5Lエンジン+高出力モーター+大容量バッテリー
- EV走行だけで約90km(目安)を実現
- ハイブリッドとしても高いパワーを発揮し、走りの楽しさも両立
走行性能
- システム出力は十分なパワーを備えており、アクセルを踏み込んだ瞬間から力強い加速を体感できます。
- プラグインハイブリッドは特にモーターアシストが強力で、発進から高速域までスムーズに伸びるのが特徴。
- 0-100km/h加速は約6秒台(PHEVモデル参考値)と、スポーツSUVらしい俊敏さを発揮します。
駆動方式と安定性
- **E-Four(電動式4WD)**を採用。後輪をモーターで駆動する仕組みにより、雨や雪道でも安心して走行可能。
- 前後の駆動力配分を状況に応じて最適化し、コーナリング時の安定感も高めています。
ハンドリングと乗り心地
- TNGAプラットフォームをベースにした高剛性ボディで、しっかりとしたハンドリングを実現。
- サスペンションはスポーティでありながら、街乗りではしなやかに路面の段差を吸収。
- 高速道路では直進安定性が高く、長距離ドライブでも疲れにくいセッティングです。
まとめ
クラウンスポーツの性能は、
- 2.5Lハイブリッドで高効率&快適
- PHEVで力強い加速とEV走行
- E-Fourによる安定した走り
- 高剛性ボディと洗練されたハンドリング
これらにより、スポーティさと快適性を兼ね備えた「走って楽しいクラウン」となっています。
クラウンスポーツのシャシーと足回り
シャシー(骨格・プラットフォーム)
- クラウンスポーツは TNGA(GA-Kプラットフォーム) を採用。
- 低重心で高剛性なボディ構造により、ハンドリングの正確さと乗り心地の両立を実現。
- ボディ剛性が高められているため、コーナリング時のねじれを抑え、安定感ある走行が可能です。
- 衝突安全性能も向上しており、強固で安心感のある骨格設計になっています。
サスペンション
- フロント:マクファーソンストラット式
- リア:ダブルウィッシュボーン式
この組み合わせにより、直進安定性とコーナリング性能を高いレベルで両立。
路面の凹凸をしなやかに吸収しつつ、スポーツドライビングではしっかり踏ん張るセッティングになっています。
乗り心地と安定性
- 低重心設計のおかげで、SUVでありながらスポーツカーに近い安定感を実現。
- 高速道路では直進安定性が高く、長距離走行も快適。
- 街中ではサスペンションがしなやかに働き、段差や荒れた路面でも不快な突き上げを軽減します。
タイヤ&ホイール
- 全グレードに21インチ大径ホイールを標準装備。
- タイヤはワイドサイズで、接地性を高めてグリップ力を確保。
- 大径ホイールながらもサスペンションとのバランスが取られており、見た目の迫力と実用性を両立しています。
駆動システム(E-Four)
- 電動式4WD「E-Four」を搭載。
- 後輪をモーターで駆動することで、前後の駆動力を最適に制御。
- 発進時やコーナリング時にトラクションを確保し、滑りやすい路面でも安定した走りを実現します。
まとめ
クラウンスポーツのシャシーと足回りは、
- 高剛性&低重心のTNGAプラットフォーム
- スポーティさと快適性を両立するサスペンション
- 大径21インチホイールで高いグリップ性能
- E-Fourによる安定した4WD走行
これらにより、「高級SUVでありながら、スポーツカーのように走れる」仕上がりになっています。
クラウンスポーツの安全性能
トヨタセーフティセンス(標準装備)
クラウンスポーツには、最新世代の Toyota Safety Sense が全車標準搭載されています。主な機能は以下の通りです。
- プリクラッシュセーフティ(自動ブレーキ)
歩行者や自転車、対向車も検知し、衝突の危険を察知すると自動でブレーキを作動。夜間の検知性能も高められています。 - レーンディパーチャーアラート&レーンキーピングアシスト
車線をはみ出しそうになると警告し、ステアリング操作をアシスト。高速道路での長距離走行も安心です。 - レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
前走車との距離を自動で調整しながら、加速・減速をサポート。渋滞時にも対応します。 - ロードサインアシスト
標識をカメラで読み取り、制限速度や一時停止などをメーター内に表示。標識の見落としを防ぎます。
高度運転支援(アドバンストドライブ)
- 一部グレードでは 高度運転支援機能「アドバンストドライブ」 に対応。
- 高速道路での車線維持や車間制御を自動で行い、ドライバーの負担を大幅に軽減します。
- 渋滞時もスムーズに走行を続けられるのが大きなメリットです。
パーキング支援
- トヨタチームメイト[アドバンストパーク] を搭載。
- ステアリング、アクセル、ブレーキを自動制御し、駐車をアシスト。縦列駐車や車庫入れも安心して任せられます。
- 車外からスマホ操作で駐車できる「リモート機能」にも対応。狭い駐車場で特に便利です。
予防&衝突安全
- ブラインドスポットモニター:隣車線の死角に車両がいるとドアミラーで警告。
- パーキングサポートブレーキ:後退時に障害物や歩行者を検知し、自動でブレーキをかける機能。
- 高剛性ボディ+エアバッグ(前席・側面・カーテンなど) により、万が一の衝突時も乗員をしっかり保護します。
まとめ
クラウンスポーツの安全性能は、
- Toyota Safety Senseによる最新の予防安全機能
- 高速道路で頼れるアドバンストドライブ
- 駐車を助けるアドバンストパーク&リモート操作
- 死角検知や自動ブレーキなどの先進支援システム
これらにより、日常の街乗りから高速走行、さらには駐車まで、あらゆるシーンで安心を提供してくれます。
クラウンスポーツを買って良かった点
1. デザインが圧倒的にかっこいい
- クーペライクな流麗なフォルムと低重心のスタイリングが高く評価されています。
- 「クラウンなのにスポーティ」「街で見られると優越感がある」といった声も多いです。
2. 走りが想像以上にスポーティ
- 低重心設計+E-Fourの組み合わせで、SUVとは思えない安定したコーナリング性能。
- PHEV(RS)は加速力も強烈で、高速の合流や追い越しがスムーズ。
- ハンドリングが軽快で「運転が楽しい」と好評です。
3. インテリアの上質感と快適装備
- 大型ディスプレイやデジタルメーターの先進的な雰囲気。
- アンビエントライトや本革シートによる高級感。
- 室内が静かで快適なため、長距離ドライブでも疲れにくい。
4. 安全性能・運転支援が充実
- トヨタセーフティセンス、アドバンストパーク、ブラインドスポットモニターなど安心感が高い。
- 渋滞時に役立つレーダークルーズや高速道路でのアドバンストドライブも便利。
5. 燃費とEV走行(PHEV)
- PHEVは普段の買い物や通勤をほぼEV走行でこなせるため、燃料代が大幅に節約できる。
- ハイブリッドもクラウンらしい静粛性と燃費の良さを両立。
クラウンスポーツを買って悪かった点
1. 価格が高め
- SPORT Z(HV)でも500万円台後半〜、SPORT RS(PHEV)は700万円超え。
- 装備や性能を考えれば妥当だが、「気軽には買えない」という声もある。
2. 後席やラゲッジの使い勝手
- クーペライクなデザインの影響で、後席の頭上スペースはややタイト。
- ラゲッジ容量も一般的なSUVに比べて小さめで、ファミリー用途にはやや不便。
3. 乗り心地の硬さ
- 21インチ大径タイヤ+スポーティな足回りのため、路面によっては突き上げ感がある。
- 「乗り心地が少し硬め」と感じる人もいる。
4. 充電設備の必要性(PHEV)
- 自宅に充電環境がない場合、PHEVの魅力を十分に活かせない。
- 公共充電スポットが少ない地域では不便に感じることも。
5. 伝統的クラウン像との違い
- 「クラウン=セダン」という従来のイメージとは大きく異なるため、保守的なユーザーには合わない。
- 高級セダンとしての後席重視の設計を求める人には不満が残る。
まとめ
クラウンスポーツは、
- デザインのかっこよさ
- スポーティな走り
- 高級感あるインテリアと最新安全性能
が高く評価される一方、
- 価格の高さ
- 後席やラゲッジの狭さ
- やや硬めの乗り心地
といった点がデメリットとして挙げられます。
ギャラリー
さいごに
クラウンスポーツは、従来のクラウン像を大きく変えた「スポーティで上質なSUV」。
デザインや走り、最新の安全性能には多くの魅力があります。一方で、価格の高さや後席・ラゲッジの使い勝手など、注意すべきポイントも存在します。
もしあなたが「スタイリッシュで走りを楽しめるSUV」を求めているなら、クラウンスポーツはきっと満足度の高い一台になるはずです。
逆に「広さや快適性を最優先したい」という方は、他のクラウンシリーズやSUVと比較して検討すると良いでしょう。
