はじめに
近年、都会的なライフスタイルに寄り添うSUVとして人気を集めているのがレクサスNXです。
高級感あふれるエクステリア、最新のテクノロジーを盛り込んだインテリア、そして多彩なパワートレインを揃えた走行性能が大きな魅力。
さらに、新世代プラットフォームによる安定した走りと、先進的な安全性能によって、プレミアムSUVの新しい基準を打ち立てています。
本記事では、そんなレクサスNXの魅力を「デザイン・性能・安全性」の観点から詳しく解説していきます。

レクサスNXのエクステリアデザイン
レクサスNXのエクステリアは「都会的な洗練さ」と「SUVらしい力強さ」を融合させたデザインで、多くの人を惹きつける大きな特徴となっています。以下にポイントを整理しました。
フロントデザイン
NXの象徴はやはり大型のスピンドルグリル。縦基調のデザインで存在感が強く、レクサスらしい高級感を前面に押し出しています。グリルの周囲にはシャープなメッキやブラック仕上げが施され、グレードごとに異なる個性を表現。
また、L字型デイタイムランニングライト(DRL)を備えたLEDヘッドライトは鋭い目つきを演出し、精悍な印象を強めています。
サイドビュー
サイドは流れるようなキャラクターラインが特徴で、クーペライクなルーフラインと力強いショルダーラインにより、スポーティかつダイナミックな印象を与えます。ホイールベースが伸びたことでプロポーションもバランス良くなり、上質さと安定感を感じさせます。
アルミホイールもグレードによってデザインやサイズが変わり、シンプルなものからスポーティなものまで幅広く用意されています。
リアデザイン
リアは従来のNXから大きく進化し、一文字に伸びるフル幅LEDテールランプを採用。中央には「LEXUS」ロゴを配置し、モダンで洗練された印象を与えています。下部のディフューザー風デザインやクローム加飾もSUVらしい力強さをプラスし、スポーティさと高級感を両立。
ボディカラー
NXは豊富なボディカラーをラインナップしており、定番のホワイトやブラックに加え、レクサス独自の深みあるメタリックカラーや鮮やかなブルーなど、高級SUVにふさわしい多彩な選択肢が揃っています。カラーによって印象が大きく変わるのも魅力のひとつです。
まとめ
レクサスNXのエクステリアは、
- フロントの存在感あるスピンドルグリル
- シャープでスポーティなサイドライン
- 最新感を強調する一文字LEDテールランプ
といった特徴で、どの角度から見ても高級感とダイナミックさを感じさせるデザインとなっています。
レクサスNXのインテリアデザイン
レクサスNXのインテリアは、「ドライバー中心の設計」と「高級SUVらしい快適性」を兼ね備えています。最新のデジタル技術を取り入れつつ、上質な素材でまとめ上げた室内空間は、乗る人すべてに心地よさを与えてくれます。
コックピットデザイン
NXのインテリアで特徴的なのが、レクサス独自のTazuna Concept(タズナ・コンセプト)。
これは「手綱を取るように直感的に操作できる」ことを目指した設計思想で、ドライバーが自然な姿勢のまま主要な操作系にアクセスできるように配置されています。
メーターやヘッドアップディスプレイ、ステアリングスイッチ、センターディスプレイが一体感を持ち、運転に集中しやすい環境が整えられています。
ディスプレイと操作性
中央には最大14インチの大型タッチディスプレイを搭載。ナビゲーションや車両設定、オーディオ操作が直感的に行え、スマートフォンとの連携(Apple CarPlay/Android Auto)もスムーズです。
従来のタッチパッド式から大幅に改善され、レスポンスが早く扱いやすい操作系となりました。
シートと快適性
シートは上質な本革をはじめ、グレードによって合成皮革やファブリックも選べます。形状は身体をしっかり支える設計で、長距離ドライブでも疲れにくいのが特徴です。
さらに、シートヒーターやベンチレーション機能も装備され、季節を問わず快適に過ごせます。後席も足元や頭上空間が拡大され、居住性が大きく向上しています。
室内の質感と雰囲気
インテリア素材はソフトパッドやウッド、メタル調パネルなどが組み合わされ、SUVらしい力強さとラグジュアリーさを両立。アンビエントライトも搭載され、夜間は上質で落ち着いた雰囲気を演出します。
ラゲッジスペース
荷室はスクエアな形状で積み込みやすく、容量も十分。後席は6:4分割可倒式で、シートを倒せば大きな荷物にも対応可能。PHEVモデルでもバッテリーをコンパクトに配置しているため、実用性を損なっていません。
まとめ
NXのインテリアは、
- 直感的な操作が可能なTazunaコンセプト
- 大型タッチディスプレイによる快適なインフォテインメント
- 高級感あふれる素材と快適なシート
- 実用性を兼ね備えたラゲッジスペース
といった要素により、ドライバーにも同乗者にも満足度の高い空間を提供しています。
レクサスNXのパワーと性能
レクサスNXは、幅広いパワートレインを用意しているのが大きな魅力です。ガソリン、ハイブリッド、そしてプラグインハイブリッドまで揃っており、ライフスタイルや重視するポイントに合わせて選べるようになっています。ここではそれぞれの特徴を詳しく解説します。
ガソリンエンジンモデル(NX250 / NX350)
- NX250は2.5L直列4気筒自然吸気エンジンを搭載。約200馬力を発揮し、街乗りや高速道路で十分なパフォーマンスを確保しています。
- NX350は2.4L直列4気筒ターボを採用し、約275馬力を発揮。力強い加速と高速域での余裕ある走りが魅力で、SUVらしいパワフルさを味わえるモデルです。
ハイブリッドモデル(NX350h)
- 2.5L直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせ、システム出力約240馬力を発揮。
- 燃費性能と動力性能をバランス良く両立し、街乗りではモーター走行による静かさと燃費の良さを実感できます。
- E-Four(電動4WD)も選択でき、滑りやすい路面での安定性や雪道での走破性も高いのがポイントです。
プラグインハイブリッドモデル(NX450h+)
- レクサス初のPHEVとして登場したモデルで、2.5Lエンジン+大容量バッテリー+モーターを搭載。
- システム出力は約300馬力以上とハイパワーで、EV走行距離は70〜90km前後(WLTCモード)を実現。
- 日常の短距離移動はほぼEVモードでこなし、長距離はハイブリッドとして使えるため、実用性と環境性能を兼ね備えています。
走行性能とドライビングフィール
- GA-Kプラットフォームを採用し、ボディ剛性が向上。これによりステアリング応答性や直進安定性が高まり、安心感のある走りを実現しています。
- サスペンションはしなやかで快適性を重視しながらも、スポーティなハンドリングを両立。
- 上級グレードには**アダプティブ・バリアブル・サスペンション(AVS)**も装備され、路面状況や走行モードに応じて減衰力を最適化します。
まとめ
NXのパワーと性能は、
- 自然吸気やターボによる力強いガソリンモデル
- バランスの良い燃費と静粛性のハイブリッド
- EV走行とハイパワーを両立するプラグインハイブリッド
といった多彩な選択肢で、ユーザーのニーズに幅広く対応しています。ドライバーにとっては「走る楽しさ」と「環境性能」を両立した理想的なSUVと言えるでしょう。
レクサスNXのシャシーと足回り
レクサスNXは、新世代プラットフォームを採用することで、走行安定性と快適性の両立を実現しています。SUVとしての力強さを保ちながら、プレミアムカーらしい上質な乗り味を目指して開発されているのが特徴です。
GA-Kプラットフォームの採用
NXはトヨタ・レクサスの最新世代「GA-Kプラットフォーム」をベースに設計されています。これにより、
- 低重心化による優れた操縦安定性
- 高剛性ボディによる安全性としなやかな乗り味
- 車両全体の軽量化による燃費向上
を実現。従来モデルよりもハンドリング性能や直進安定性が大幅に向上しました。
サスペンション構造
- フロント:マクファーソンストラット式
- リア:ダブルウィッシュボーン式
この組み合わせは高級SUVらしく、路面追従性と安定感を確保。街乗りでの快適性から高速走行時の安定性まで幅広く対応しています。
アダプティブ・バリアブル・サスペンション(AVS)
上級グレードやスポーツモデルに採用される**AVS(電子制御サスペンション)**は、路面状況やドライバーの操作に応じて減衰力を瞬時に調整。
- 街中ではしなやかで快適な乗り心地
- ワインディングや高速走行では引き締まったスポーティな走り
を両立します。
ブレーキとステアリング
ブレーキ性能もSUVとして十分で、安定した制動力を確保。さらに電動パワーステアリングの制御精度が高まり、ドライバーの操作に対するレスポンスが自然で直感的になっています。
駆動方式
NXは**FF(前輪駆動)とE-Four(電動式4WD)**を設定。
特にE-Fourは、後輪を電動モーターで駆動する方式で、雪道や雨天時のトラクション性能を高め、SUVとしての悪路走破性を確保しています。必要な時だけ後輪に駆動力を配分するため、燃費効率も良好です。
まとめ
NXのシャシーと足回りは、
- GA-Kプラットフォームによる低重心・高剛性設計
- 前後異なるサスペンション構造で快適性と安定性を両立
- AVSによる走行シーンに応じた乗り味の変化
- E-Fourによる安心感のある走破性
といった特徴により、SUVでありながらスポーティかつ上質な走行体験を提供しています。
レクサスNXの安全性能
レクサスNXは最新世代の「Lexus Safety System +」を搭載し、予防安全から運転支援まで幅広くカバーしています。単に事故を防ぐだけでなく、ドライバーの疲労軽減や万が一の際の被害低減まで考えられており、プレミアムSUVにふさわしい高度な安全性能を備えています。
プリクラッシュセーフティ(PCS)
- ミリ波レーダーとカメラを組み合わせ、車両・歩行者・自転車・バイクまで検知可能。
- 衝突の危険を察知すると警告し、必要に応じて自動ブレーキを作動させます。
- 交差点での右折・左折時に対向車や歩行者も検知できるのが特徴です。
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)
- 高速道路などで前走車との車間距離を自動でキープし、停止から再発進まで対応。
- 長距離ドライブでの疲労を大幅に軽減します。
レーン認識支援機能
- **レーントレーシングアシスト(LTA)**により、車線を認識してステアリング操作をサポート。
- 車線中央を維持しやすくし、車線逸脱のリスクを低減します。
ドライバー異常時対応システム
- ドライバーが意識を失うなど異常が検知された場合、自動的に減速・停車してハザードを点滅。
- 周囲に異常を知らせ、二次被害のリスクを最小限に抑えます。
パーキングサポート機能
- パーキングサポートブレーキが壁や他車両への接近を検知し、自動ブレーキで衝突を回避。
- パノラミックビューモニターにより、車両を真上から見下ろすような映像を表示し、駐車をサポートします。
その他の先進安全機能
- ブラインドスポットモニター(BSM):死角の車両を検知して警告。
- リヤクロストラフィックアラート(RCTA):駐車場からの後退時に左右から接近する車を知らせます。
- アダプティブハイビームシステム(AHS):LEDを部分的に制御し、対向車や先行車を眩惑させずに広い視界を確保。
まとめ
レクサスNXの安全性能は、
- 衝突回避をサポートする高度なプリクラッシュ機能
- 高速道路で頼れる全車速対応クルーズコントロール
- 駐車時や後退時の安心感を高めるサポート機能
- ドライバー異常時の緊急対応システム
といった充実の先進技術で構成されています。これにより、日常の街乗りから長距離ドライブまで、常に安心して運転できる環境を提供しています。
ギャラリー
さいごに
レクサスNXは、
力強さと洗練を融合したエクステリアデザイン
上質で快適なインテリア空間
多彩な選択肢を誇るパワートレイン
快適性と安定性を両立したシャシーと足回り
ドライバーを支える先進安全性能
といった要素を高次元で融合させた一台です。
日常の街乗りから週末のドライブ、さらには長距離の旅まで、あらゆるシーンで快適かつ安心して走れる万能SUVといえるでしょう。高級感と実用性を兼ね備えたSUVを探している方にとって、NXは間違いなく有力な選択肢になります。