はじめに
車好きにとって、日常を共にする車の見た目は、妥協できない重要なポイントです。
特に国産セダンは、実用性とデザインのバランスが魅力で、見た目にもこだわりたい方にぴったり。
今回は、スタイリッシュさと個性が光る国産セダンを厳選してご紹介します。
愛車として毎日触れるものだからこそ、自分の好みをしっかりと反映した一台を見つけてみませんか？
それでは、さっそくご紹介します。
■本記事の内容
セダンの特徴
1：3ボックスデザイン
エンジンルーム、キャビン（乗客室）、トランク（荷室）の3つの部分が明確に分かれた構造です。
ボディが安定しやすく、走行中のバランスが取りやすい。
2：低重心で快適な走行性能
車高が比較的低く、重心が下がるため、走行安定性に優れています。
高速道路や長距離ドライブでの快適さが魅力です。
3：室内空間と収納力
トランクが独立しているため、荷物をしっかり収納可能。
乗員のための座席も広く確保されているので、快適な乗り心地が期待できます。
4：静粛性が高い
エンジン音やロードノイズが車内に届きにくい設計になっていることが多く、上質な乗り心地を提供。
5：燃費性能
SUVなどと比べて車重が軽いため、燃費が良い傾向があります。
6：外観デザインの特徴
エレガントで落ち着いた印象のデザインが多く、ビジネスシーンでも好まれる。
レクサス：LS
レクサス LS は、レクサスのフラッグシップセダンとして、「高級感」と「洗練さ」を極限まで追求したモデルです。デザインはまさに芸術ともいえる佇まいで、フロントからリアにかけて流れるようなシルエットが特徴的。レクサス独自のスピンドルグリルが存在感を放ち、ひときわ目を引きます。
パフォーマンス面では、ガソリンエンジン搭載の「LS500」とハイブリッドの「LS500h」がラインナップされています。LS500は、V6ツインターボエンジンを搭載し、静粛性と高出力を兼ね備え、滑らかで力強い走行が可能です。一方、LS500hはハイブリッドならではの静かで効率的な走行が特徴で、長距離ドライブでも快適さが持続します。
インテリアには、快適さと高級感を両立させた工夫が詰まっています。和紙の風合いを取り入れたドアトリムや、切子加工が施されたドアパネルなど、日本の伝統美が細部に感じられます。シートの座り心地は抜群で、エアコンやマッサージ機能を備え、長時間のドライブもリラックスして過ごせます。
また、最新の高度運転支援技術「Advanced Drive」が搭載され、高速道路での渋滞時にはスピードやステアリングを自動調整してくれます。さらに、車両周囲の状況を認識する先進センサーにより、安全性が一層強化されています。
カスタマイズオプションも豊富で、エクステリアカラーやインテリア素材、ホイールデザインなど、細部まで自分好みに仕上げることが可能です。「EXECUTIVE」や「F SPORT」といったパッケージもあり、ラグジュアリーとスポーティなスタイルのどちらも選べます。
LS は「人と車が一体となる走行体験」を提供します。自然で直感的な操作性をサポートし、ドライバーが心地よく操れる設計で、静かで滑らかな乗り心地も実現。LS に乗ることで、移動が特別な体験となり、レクサスの高い技術と美意識が詰まった時間を味わえます。
レクサス：IS
レクサス IS は、スポーティなパフォーマンスと洗練されたデザインが融合したプレミアムスポーツセダンです。力強い走行性能と精密なハンドリングを楽しむことができ、ドライビングを心から楽しむ人々に向けたモデルです。
まず、IS のデザインは躍動感あふれるスポーティなスタイルが特徴です。フロントには大胆なスピンドルグリルが配置され、シャープでアグレッシブな印象を与えています。流れるようなラインがボディを引き締め、力強くも洗練されたスタイリングを実現。街中でもひときわ目立つ存在感を放ち、スポーティかつ上質な印象を醸し出します。
エンジンには、2.0リッターのターボエンジンから、3.5リッターのV6エンジンまでが搭載されており、好みに応じたドライビングスタイルを選ぶことができます。特に、V6エンジンの IS350 は優れた加速力とレスポンスを提供し、高速道路での安定感とパワフルな走行が楽しめます。また、サスペンションも細かく調整され、スポーツカーに匹敵するハンドリング性能を発揮します。タイトなカーブでもしっかりと車体が路面に吸い付く感覚を味わえるのが IS の醍醐味です。
インテリアには、ドライバー中心のレイアウトが採用されており、運転の楽しさを最大限に引き出す工夫がされています。シートはしっかりと体を支え、長時間のドライブでも疲れにくい設計です。また、プレミアムレザーや木目パネルが用いられ、スポーティさの中にも上質さを感じることができます。最新のインフォテインメントシステムも搭載され、タッチスクリーンや音声コントロールを使って直感的に操作が可能です。
安全性能も充実しており、レクサスセーフティシステムを標準装備しています。衝突回避支援や車線維持支援など、先進的な安全技術が搭載され、ドライバーと乗員の安全を守ります。さらに、ブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックアラートなども装備されており、日常の運転での安心感が向上しています。
レクサス IS は、力強い走行性能とスタイリッシュなデザインを求めるドライバーにとって理想的なモデルです。スポーティなドライビングを存分に楽しみつつ、上質な乗り心地と安心感も備えているため、日常の通勤から週末のドライブまで、多彩なシーンで満足感を提供します。
レクサス：ES
レクサス ES は、快適性と上質さを追求したプレミアムミッドサイズセダンで、静かで滑らかな乗り心地と洗練されたデザインが特徴です。レクサスのラインナップの中でも特に「優雅さ」と「快適性」を重視したモデルで、ビジネスシーンからファミリードライブまで幅広く対応できる実力を持っています。
まず、ES のエクステリアデザインは、洗練された美しさが際立ちます。スピンドルグリルがエレガントでありながらも存在感を放ち、シャープなLEDヘッドライトや流れるようなボディラインが、どの角度から見ても美しいスタイリングを実現しています。街中や高速道路での視線を集める、まさに「上質なセダン」といえる外観です。
パワートレインには、ハイブリッドシステムを搭載した「ES300h」がラインナップされており、優れた燃費性能と静かな走行を実現。電動モーターと2.5リッターエンジンの組み合わせにより、スムーズな加速と環境に優しい走行が可能です。特に都市部や渋滞時には、ハイブリッドシステムがエンジンを効率的に制御し、低燃費で快適な走行を楽しめます。
ES のインテリアは、「ラグジュアリーと快適性」を追求した空間が広がっています。広々としたキャビンは乗員に十分なリラックス感を提供し、シートには柔らかく上質なレザーが使用されています。特に、後部座席には十分なスペースが確保されており、長距離ドライブでもリラックスして過ごせます。また、インフォテインメントシステムは最新のタッチスクリーンを備え、Apple CarPlay や Android Auto にも対応しているため、スマートフォンとの連携もスムーズです。
さらに、ES には「レクサスセーフティシステム＋」が標準装備されており、安全面でも抜かりはありません。自動ブレーキや車線逸脱警報、アダプティブクルーズコントロールなど、先進的な安全技術が搭載され、ドライバーと乗員の安全を確保します。ブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックアラートも含まれ、視覚的に確認しづらい状況でもしっかりとサポートされるため、運転時の安心感が格段に向上します。
レクサス ES は、洗練されたデザインと高い快適性、そして最新の安全機能を備えた一台です。上質なドライビングを提供しながら、日常の通勤から長距離旅行までさまざまなシーンで活躍できる理想的なセダンといえるでしょう。快適で落ち着いた移動を求める方にとって、ES はぴったりの選択肢です。
トヨタ：クラウン・セダン
新型クラウン セダンは、トヨタが誇るフラッグシップモデルとして、伝統と革新が見事に融合した一台です。このセダンは、2023年11月に発表され、堂々としたデザインと最新技術を搭載し、国内外のセダン市場で大きな注目を集めています。
まず、そのエクステリアは、堂々としたプロポーションと美しいラインが特徴です。全長5030mm、ホイールベース3000mmと広々としたサイズで、車体にはFRプラットフォームを採用。水平基調の伸びやかなデザインが生み出す高級感と、縦型グリルが演出する存在感により、街中でもひときわ目を引く仕上がりです。洗練されたエレガンスとダイナミズムが調和し、クラシックなセダンの魅力を現代的に再解釈しています。
搭載されるパワートレインには、2.5リッターのマルチステージハイブリッドシステムを採用しており、力強い加速と高い燃費性能が両立されています。また、トヨタとして初めて、クラウンに燃料電池車（FCEV）仕様が追加されました。これにより、静かでクリーンな走行性能を提供し、未来のカーボンニュートラル社会への貢献も意識されています。このように、環境に配慮しながらも妥協のないパフォーマンスを実現した点が、新型クラウン セダンの特徴といえるでしょう。
インテリアも贅を尽くした設計で、ドアトリムには杢目調パネルを採用し、木の温もりとモダンさが調和した空間を演出しています。広々としたキャビンは、後席に至るまでゆとりあるレイアウトが施されており、ビジネスのショーファーユースにも対応可能な仕様です。後席の乗り降りのしやすさや快適さが強化されている点もポイントです。また、シートの座り心地や空調システムは細部にまで配慮されており、長距離ドライブでも快適に過ごせるよう工夫されています。
新型クラウンには、最先端の安全装備が搭載されています。トヨタの最新の安全機能「トヨタセーフティセンス」が標準装備され、ドライバーや乗員の安全を確保するための技術が集約されています。たとえば、自動ブレーキシステムや車線維持支援システム、アダプティブクルーズコントロールが含まれ、安全な運転体験を提供します。また、ブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックアラートなども装備されており、視覚的に確認しづらい状況でもしっかりとサポートされ、安心して運転できるようになっています。
価格帯は、ハイブリッドモデルが730万円から830万円の間で設定されています。この価格は、豪華な内外装や高度な技術、クラウンの伝統的な価値を踏まえれば、非常に魅力的なものです。さらに、新型クラウンは「2024～2025 日本自動車殿堂カーオブザイヤー」を受賞し、その革新性やデザインの品質が高く評価されています。
新型クラウン セダンは、日常の移動からビジネスまで、さまざまな場面で格別のドライビング体験を提供します。トヨタの最高峰としての誇りを感じさせるこのモデルは、伝統的なセダンの美学を再定義し、セダンが持つ真の価値を際立たせています。
日産：スカイライン
日産スカイラインは、1957年の初代モデルから続く、日本が誇る伝統的なスポーツセダンであり、13代目となる現行モデルでは、現代の技術と洗練されたデザインが見事に融合されています。スカイラインのエクステリアデザインは、力強さとエレガンスが際立ち、特に高性能モデルである「400R」には、専用のエアロパーツや大型フロントグリルが装備され、見る者に強い印象を与えます。ボディカラーも「ミッドナイトパープル」など新色を含む多彩な選択肢が用意され、ドライバーの個性を表現できるのも魅力です。
エンジンには、2.0リッター直列4気筒ターボエンジンと3.5リッターV6ハイブリッドエンジンが搭載され、ドライバーの好みに合わせた走行体験が選べます。特に「400R」モデルでは、405馬力のパワフルな走行性能を発揮し、スポーツカーにも匹敵する加速とレスポンスが楽しめます。これにより、街中や高速道路での運転に力強い安心感が加わり、優れた燃費性能も確保されているため、日常使いでも経済的です。
スカイラインには、最新の運転支援システム「プロパイロット2.0」が搭載されており、ドライバーの快適さと安全性をさらに高めています。このシステムにより、高速道路でのハンズオフドライブや車線変更支援などが可能になり、長距離ドライブでもストレスの少ない快適な運転が体感できます。プロパイロット2.0は、次世代の運転支援を体感できる革新的な技術であり、スカイラインの先進性を象徴する存在です。
インテリアも上質で快適な空間が広がります。高品質な素材と精緻な仕上げが施されたインテリアは、スカイラインのスポーティさと上品さを引き立てます。シートには上質なレザーが採用され、運転席と助手席にはヒーターやベンチレーション機能が搭載されているため、季節を問わず快適に過ごせます。最新のインフォテインメントシステムも装備され、スマートフォンとの連携がスムーズで、ナビゲーションやエンターテイメント機能も充実しています。
さらに、安全性能にも力が入れられており、スカイラインには衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、ブラインドスポットモニターなど、多彩な安全装備が標準搭載されています。360度セーフティアシストも装備され、ドライバーが見えづらい死角の情報を提供することで、安心して運転できる環境が整っています。日産の安全技術の集大成が詰まったこのモデルは、ドライバーと乗員の安全を第一に考えられています。
価格帯も魅力的で、メーカー希望小売価格は約4,569,400円から始まります。この価格でスポーティな走行性能と先進技術、上質なインテリアを備えたスカイラインは、コストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。
日産スカイラインは、スポーティな走行性能と高級感を求めるドライバーにとって、まさに理想的な一台です。日常の通勤から長距離ドライブまで、あらゆるシーンで活躍し、ドライバーの個性やスタイルを引き立てる存在感があります。時代を超えて愛されるスカイラインは、次の世代へと受け継がれていく価値を持ち続けています。
スバル：WRX
スバル WRX は、スポーティな走行性能と日常の実用性を絶妙に兼ね備えたスポーツセダンです。そのルーツは1992年に世界ラリー選手権（WRC）に参戦するために開発された「インプレッサ WRX」に遡ります。以来、WRX は進化を続け、スバルの象徴的なスポーツモデルとして多くのファンに愛され続けています。
WRX のエクステリアは、アグレッシブでダイナミックなデザインが特徴です。大型のフロントグリル、エアインテーク、リアスポイラーなどのスポーツカーらしい要素が随所に取り入れられ、力強く洗練された印象を与えます。これらのデザインは、空力性能の向上とエンジン冷却の効率を最大限に高めるための工夫が施されており、スポーティなスタイルと機能性が見事に融合しています。
パフォーマンスの面では、WRX は2.4リッター水平対向4気筒ターボエンジンを搭載しており、最高出力271馬力を発揮します。このエンジンは、素早いレスポンスと力強い加速を提供し、ドライバーが望むスポーティな走行を実現。また、スバル独自のシンメトリカルAWD（全輪駆動）システムが組み合わされており、あらゆる路面状況での優れたトラクション性能と安定性を確保しています。タイトなカーブや雨天時の道路でも高い走行安定性を発揮し、ドライバーに一層の安心感を提供します。
WRX のトランスミッションには、6速マニュアルとスバルパフォーマンストランスミッション（SPT）と呼ばれるCVT（無段変速機）の2種類が用意されています。マニュアルトランスミッションは、ドライバーに直接的な操作感を与え、よりダイレクトでスポーティなドライビング体験を楽しむことができます。一方、SPT はパドルシフトを備え、日常の運転において快適性と燃費性能を重視した選択肢として提供されており、どちらのトランスミッションでも異なる魅力が味わえるのがポイントです。
インテリアは、ドライバー中心のレイアウトが採用されており、操作性と視認性に優れています。スポーツシートや本革巻きステアリングホイールなど、高品質な素材が使用され、快適で上質なドライビング環境が整っています。さらに、最新のインフォテインメントシステムも搭載されており、Apple CarPlay や Android Auto に対応しているため、スマートフォンとの連携もスムーズで、音楽やナビ機能を直感的に利用できます。
安全性能も充実しており、WRX にはスバルの先進運転支援システム「アイサイト」が標準装備されています。衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報、アダプティブクルーズコントロールなど、多彩な安全機能が搭載されており、ドライバーと乗員の安全を高いレベルで確保します。これにより、日常の通勤から長距離ドライブ、さらにはスポーツ走行まで、あらゆるシーンで安心してドライブを楽しむことが可能です。
スバル WRX は、標準モデルと高性能モデルである WRX STI の2つのグレードがあり、それぞれが異なるドライビング体験を提供します。標準モデルの WRX は約400万円から、WRX STI は約500万円からと、価格帯も選択肢に合わせて設定されています。
スバル WRX は、スポーティな走行性能と信頼性を備えたモデルとして、日常の走行からサーキットでのスポーツ走行まで幅広く対応できる一台です。その高いパフォーマンスと上質な内装、さらに最先端の安全技術により、走りの楽しさを重視するドライバーからの支持を集め続けています。WRX は、走る喜びと安心感を両立させた理想的なスポーツセダンであり、スバルが誇る一台として次世代にもその価値を伝えていくでしょう。
さいごに
日本のセダンは、実用性だけでなく、見た目のかっこよさも兼ね備えたモデルが数多く存在します。
それぞれの車が持つデザインや特徴は、オーナーの個性を引き立て、日々のドライブをさらに充実したものにしてくれるはずです。
今回ご紹介した中から、あなたにぴったりなセダンが見つかれば幸いです。
ぜひ、見た目も走りも妥協しない、理想の一台を手に入れてください！
