BMW M2(G87型)徹底解説!小さなボディに秘められたMモデルの本気!

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※車両情報(スペック、価格など)はフルモデルチェンジや改良などにより、記事執筆時と現在では異なる可能性があります。詳しくは各社HPにてご確認下さい。

スザク

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はじめに

BMW M2は、BMWのMモデルの中でも特に“走りの楽しさ”を凝縮した一台です。

コンパクトなボディにM3/M4譲りの直列6気筒ツインターボを搭載し、後輪駆動ならではのダイレクトな操作感を味わえるのが最大の魅力。

さらに6速MTも選べる希少な存在として、世界中のドライビングファンから支持されています。

迫力あるデザイン、スポーティなインテリア、そして高い安全性能を兼ね備え、日常使いからサーキットまで幅広く楽しめる万能スポーツクーペです。

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BMW M2のエクステリアについて詳しく

BMW M2は、コンパクトスポーツクーペの枠を超えた存在感を放つデザインが大きな魅力です。現行モデル(G87型)を中心に、その特徴を細かく解説します。


フロントデザイン

フロントにはMモデル専用のワイドなキドニーグリルを採用。従来のBMWらしい縦長ではなく、より横に広がったデザインで、冷却性能を高める大型エアインテークと組み合わされ、力強さと機能性を兼ね備えています。ヘッドライトはシャープな造形で、U字型のデイタイムランニングライトが印象的。スポーツカーらしい低いノーズとワイド感で迫力を演出しています。


サイドビュー

サイドはMモデルらしいワイドフェンダーが目を引きます。大きく張り出したフェンダーアーチは筋肉質で、コンパクトながら躍動感を強調。ホイールベースは短めで、俊敏な走りを予感させるプロポーションとなっています。専用の19インチ(フロント)と20インチ(リア)のMライトアロイホイールが標準装備され、足元に存在感を与えています。


リアデザイン

リアはM2ならではの専用ディフューザーと、象徴的な4本出しエキゾーストパイプを装備。低く構えたリアバンパーはスポーティかつ安定感を演出し、ワイドなトレッドを強調。テールランプは最新のL字型デザインを採用し、暗闇でもBMWらしさが際立ちます。


ボディサイズの迫力

  • 全長:約4,580mm
  • 全幅:約1,885mm
  • 全高:約1,410mm
  • ホイールベース:約2,745mm

先代(F87型)よりもサイズアップし、よりワイドで力強いスタンスを獲得しています。特に全幅が拡大したことで、スポーツカーらしいどっしりとした存在感を強めています。


エクステリアの魅力まとめ

BMW M2のエクステリアは、コンパクトながらMモデルらしい迫力と機能美を追求したデザインが特徴です。フロントの大型エアインテーク、サイドの力強いフェンダー、リアの4本出しマフラーとディフューザーといった要素が、「走るためのクルマ」であることを視覚的に強く訴えかけてきます。まさに“ミニM4”とも呼べる存在感を放つ一台です。

BMW M2のインテリアについて詳しく

BMW M2のインテリアは、コンパクトクーペの扱いやすさと、Mモデルならではのスポーツ性・高級感を両立させた空間です。現行モデル(G87型)を中心に解説します。


コックピットデザイン

運転席はドライバーを中心に設計されたコックピットレイアウト。ダッシュボードは水平基調で、運転中の視認性を確保しながら、スポーティな雰囲気を演出しています。最新のBMWカーブドディスプレイを採用し、メーターパネルとインフォテインメント画面が一体化。12.3インチのデジタルメーターと14.9インチのタッチスクリーンが連結され、先進的な印象を与えます。


シートと素材

標準装備されるのはMスポーツシート。サイドサポートが強化され、ハードなコーナリングでも体をしっかり支えてくれます。オプションで軽量なMカーボンバケットシートも選択可能で、サーキット走行を想定した仕様です。シート素材にはアルカンターラや高品質レザーが用いられ、ブルーやレッドのアクセントステッチがスポーティさを際立たせています。


ステアリングと操作系

Mモデル専用の厚みのあるステアリングホイールを装備。左右にM1・M2ボタンがあり、好みのドライビングモードを即座に呼び出せます。アルミニウム製のパドルシフトや、カーボントリムの装飾も選択でき、走りの雰囲気を高めています。


インフォテインメントと機能

最新のiDrive 8を搭載し、ナビゲーション、音声認識、スマホ連携(Apple CarPlay/Android Auto)に対応。スポーツ走行に役立つ「Mラップタイマー」や「Mドリフトアナライザー」といった専用機能も備えており、まさにドライバーのための遊び心ある装備が充実しています。


実用性と快適性

リアシートは2+2の構成で、大人が長時間座るにはやや窮屈ですが、短距離移動や荷物置きとして十分に活用可能。トランク容量も日常使いに困らないレベルを確保しており、スポーツカーでありながら普段使いも視野に入れた設計です。シートヒーターやデュアルゾーンエアコンなど快適装備も標準的に備わります。


インテリアの魅力まとめ

BMW M2のインテリアは、スポーティさと先進性を融合させた空間です。カーボンやアルカンターラといった素材で演出される走りの雰囲気、最新デジタルコックピットによる先進的な操作性、そして日常的に使える快適性。走りを愛するドライバーが「操る楽しさ」と「実用性」を両立できるようデザインされています。

BMW M2のパワーと性能について詳しく

BMW M2は「コンパクトなボディに大排気量の直列6気筒ターボを積む」という伝統を守りつつ、最新技術で進化したピュアスポーツモデルです。現行型(G87型)の性能を中心に解説します。


エンジン性能

M2には、上位モデルM3/M4と同じS58型 3.0リッター直列6気筒ツインターボエンジンが搭載されています。

  • 最高出力:460PS(338kW)
  • 最大トルク:550Nm
  • レッドゾーンは7,200rpm付近まで回り、ターボでありながら自然吸気のようなレスポンスを感じられるのが特徴です。

このパワフルなエンジンをコンパクトボディに積んでいるため、非常に刺激的な加速性能を誇ります。


加速と最高速度

  • 0-100km/h加速:約4.1秒(AT)/約4.3秒(MT)
  • 最高速度:250km/h(リミッター作動)、Mドライバーズパッケージ装着で約285km/hまで解放

短いホイールベースと高出力エンジンが組み合わさることで、軽快かつ俊敏な走りを実現しています。


トランスミッション

  • 6速MT(ピュアドライビング派向け)
  • 8速MステップトロニックAT(ハイレスポンスと快適性を両立)

この2種類から選べる点は大きな魅力で、今や数少ない「MTが選べる本格スポーツカー」として高く評価されています。


シャシーと走行性能

M2は走行性能を徹底的に追求しています。

  • M専用アダプティブサスペンション
  • アクティブMディファレンシャル
  • 高剛性ボディとワイドトレッド(M240iよりもさらに広い)
  • 前後50:50に近い理想的な重量配分

これにより、サーキットでは切れ味鋭いハンドリングを、街中では安定した乗り心地を両立します。さらに「ドリフトアナライザー」や「10段階のトラクションコントロール」など、走りを楽しむための電子制御も充実しています。


ブレーキと足回り

  • Mコンパウンドブレーキを標準装備し、高速走行やサーキット走行でも安定した制動力を発揮。
  • 専用19インチ(フロント)+20インチ(リア)のMホイールと、ハイグリップタイヤが組み合わされ、トラクション性能とコーナリング性能を最大化しています。

パワーと性能まとめ

BMW M2は、コンパクトなボディにM3/M4譲りの直6ツインターボを搭載した“ミニM4”とも言える存在です。俊敏な加速、正確なハンドリング、選べるMT、そしてサーキット走行にも対応できるシャシー性能。日常から本格スポーツ走行まで楽しめる万能な一台として、多くのファンに愛されています。

BMW M2の安全性能について詳しく

BMW M2は、ハイパフォーマンスカーでありながら、安全性能も最新の技術を備えています。走行時の安心感と、日常での快適性を両立するために、多彩な運転支援システムと安全装備が組み込まれています。


ドライバーアシスト機能

M2にはBMWの最新世代の運転支援システムが搭載されており、高速道路や市街地での安全運転をサポートします。

  • アクティブクルーズコントロール(車間距離を自動調整しながら走行)
  • レーンキーピングアシスト(車線逸脱防止)
  • 前車接近警告&衝突回避ブレーキ
  • ブラインドスポットモニター(死角の車両を警告)
  • リアクロストラフィックアラート(駐車場からの後退時に左右の接近車両を検知)

これらはスポーツカーでありながら日常使いを考慮した充実装備となっています。


ブレーキ性能と安定性

高性能ブレーキシステムを標準装備しており、ハードなサーキット走行でも信頼性を発揮。さらに、**DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)DTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)**が搭載されており、滑りやすい路面や急な挙動変化にも安定性を確保します。


ボディ剛性と受動的安全装備

M2は剛性の高いボディ構造を持ち、衝突時のエネルギー吸収性能を強化。さらに以下のような受動安全装備が標準的に備わっています。

  • フロント・サイド・カーテンエアバッグ
  • 歩行者保護エアバッグ(欧州仕様で採用)
  • 高強度スチールとアルミの組み合わせによるクラッシャブルゾーン

これにより、万が一の事故でも乗員の保護性能を高めています。


サーキット走行を意識した安全性

M2は一般道だけでなくサーキット走行も想定されており、ドライバーが安心して限界走行を楽しめるよう工夫されています。例えばMトラクションコントロールは10段階で調整でき、スキルに合わせて安全にスポーツ走行を楽しめます。


安全性能まとめ

BMW M2は、コンパクトで刺激的なスポーツカーでありながら、日常的に安心して使える安全性能も十分に備えています。最新の運転支援システム、高性能ブレーキと安定制御、剛性の高いボディと多彩なエアバッグにより、走行の楽しさと安全性を両立。サーキットでも街乗りでも「安心して走れるスポーツカー」として高い完成度を誇ります。

買って良かった点

  1. 圧倒的な走行性能
    • M3/M4譲りの直列6気筒ツインターボは、コンパクトボディに対して圧倒的パワー。加速感やレスポンスは病みつきになるレベルです。
  2. FR+MTの希少性
    • 今や数少ない「後輪駆動×6速MT」を選べるモデル。運転する楽しさを求める人には唯一無二の存在。
  3. コンパクトで扱いやすいサイズ感
    • 全長4.6m以下で、日本の道路事情でも取り回しやすい。スポーツカーでありながら街乗りもストレスが少ない。
  4. 迫力あるエクステリア
    • ワイドフェンダー、専用ディフューザー、4本出しマフラーなど、見た目からして特別感が強い。
  5. Mモデルにしては価格が比較的抑えめ
    • M3やM4よりも手が届きやすく、入門用Mモデルとして人気。コストパフォーマンスが高いと評価される。

買って悪かった点

  1. 乗り心地の硬さ
    • スポーツ志向のサスペンションゆえ、路面の凹凸を拾いやすく、長距離移動では疲れやすいという声がある。
  2. 後席やトランクの狭さ
    • 2+2のシート配置だが、後席は大人が長時間乗るには窮屈。実用性よりも走り重視の設計。
  3. 燃費の悪さ
    • ハイパワーエンジンのため、市街地燃費は7〜8km/L程度。維持費を気にする人にはネック。
  4. 視界の悪さ
    • 太いピラーや低い着座位置のため、死角が多く感じられる場合がある。
  5. 派手なデザインが好みを分ける
    • ワイドフェンダーや力強い造形は魅力だが、控えめなデザインを好む人には少し過剰に映ることもある。

まとめ

BMW M2は「運転する楽しさ」を徹底的に追求したモデルで、走り好きにとっては最高の一台と言えます。一方で、快適性や実用性、燃費の面では妥協が必要。つまりM2は、“スポーツカーとしての純粋な楽しさを優先する人にぴったり”なクルマです。

ギャラリー

さいごに

BMW M2は、「純粋にクルマを操る楽しさ」を求める人に最適なモデルです。

強烈な加速と俊敏なハンドリング、Mモデルならではの洗練されたデザインに加え、最新の安全装備で普段使いも安心。快適性や燃費では妥協が必要ですが、それ以上に得られるドライビングプレジャーは圧倒的です。

M3やM4は大きすぎる、もっと軽快に楽しみたい――そんな方にとって、M2はまさに理想のスポーツカーと言えるでしょう。