はじめに
マセラティ初のSUVとして登場した「レヴァンテ」は、イタリアブランドならではの美しいデザインとスポーツカー級の走行性能を併せ持つラグジュアリーSUVです。
クーペのように流麗なエクステリア、上質なイタリアンデザインのインテリア、そして力強いV6・V8エンジンが織りなすダイナミックな走りは、まさに“マセラティの魂を宿したSUV”。
さらに最新の安全装備や実用性も備え、日常から特別なシーンまで幅広く活躍します。
マセラティ レヴァンテのエクステリア
マセラティ・レヴァンテの外観は、ラグジュアリーSUVらしい威厳と、スポーツカーのような躍動感を両立しています。全体的にクーペ風の流れるようなラインを持ち、エレガントさと力強さを同時に表現しています。
フロントデザイン
- 大型の縦スラットグリルにブランドの象徴「トライデント」エンブレムを配置。
- シャープな形状のLEDヘッドライトが精悍な表情を演出。
- 大きなエアインテークによりスポーティさと冷却性能を両立。
サイドビュー
- 流麗なクーペライクのシルエット。
- 前輪後方にはマセラティ伝統の「3連エアベント」を配置。
- フレームレスドアを採用し、上品でスッキリした印象。
- 大径ホイール(20~21インチ)がSUVらしい存在感を際立たせます。
リアデザイン
- 傾斜したルーフラインと一体感のあるリアゲート。
- クアッドエキゾースト(4本出しマフラー)がスポーティさを強調。
- ディフューザー風のバンパー造形で力強さを演出。
カラーバリエーション
- ホワイト(Bianco)、ブラック(Nero Assoluto)、ブルー(Blu Emozione)、グレー(Grigio Maratea)など高級感あるカラーがラインナップ。
- グレードによってクローム仕上げやブラックアウト仕様も選べ、個性を演出可能。
まとめると、レヴァンテのエクステリアは「エレガントなラグジュアリーSUV」と「スポーツカーの血統」を見事に融合させたデザインです。
マセラティ レヴァンテのインテリア
レヴァンテの室内は、イタリアンラグジュアリーらしい上質さと、ドライバー中心の設計が魅力です。高級素材をふんだんに使いながら、快適性とスポーティさを両立させています。
デザインと素材
- ダッシュボードやドアパネルには、上質なレザーを使用。ステッチも細部まで丁寧に仕上げられています。
- ウッド、カーボンファイバー、アルミなど、グレードやオプションで異なる素材が選べ、個性を演出可能。
- トライデントのロゴ入りステアリングやシートが、ブランドらしい存在感を高めています。
シートと快適性
- フロントシートは電動調整機能やヒーターを備え、ロングドライブでも疲れにくい設計。
- 後席も広く、SUVらしい居住性を確保。大人がゆったり座れるスペースがあります。
- 上位グレードでは、ベンチレーション機能やプレミアムレザー仕上げも選択可能。
テクノロジー & 装備
- 8.4インチのタッチスクリーンを中心にした「Maserati Touch Control Plus(MTC+)」を搭載。
- Apple CarPlay / Android Auto に対応し、スマートフォン連携もスムーズ。
- プレミアムオーディオは Bowers & Wilkins や Harman Kardon が選べ、迫力のサウンド体験が可能。
実用性
- SUVらしくラゲッジスペースも十分。ゴルフバッグや旅行用スーツケースも積みやすい広さ。
- 分割可倒式リアシートで拡張もでき、日常使いからレジャーまで対応します。
まとめると、レヴァンテのインテリアは「上質なイタリアンデザイン」「先進テクノロジー」「実用性」の三拍子がそろった空間です。
マセラティ レヴァンテのパワーと性能
レヴァンテは、SUVでありながらマセラティのスポーツDNAをしっかりと受け継ぎ、力強さとラグジュアリーを両立した走りを実現しています。
エンジンバリエーション
- V6ツインターボ(3.0L)
出力は350PSクラスから430PSまで幅広く設定。日常走行からスポーティなドライビングまで対応。 - V8ツインターボ(3.8L)
GTSで約550PS、Trofeoで580〜590PSを発揮。スーパーカー並みの加速性能を誇ります。 - マイルドハイブリッド(2.0L+48V)
後期型では燃費効率を高めたMHEV仕様も追加され、環境性能と走行性能のバランスを実現。
パフォーマンス
- 0-100km/h加速
ベースV6で約6.0秒、Trofeoでは約4秒を切る俊足。 - 最高速度
グレードによって異なり、トップモデルのTrofeoは約300km/hに到達。 - サウンド
マセラティらしい官能的なエキゾーストノートは健在で、スポーツカー顔負けのサウンド体験が楽しめます。
走行システム
- Q4全輪駆動システム
通常は後輪駆動を基本とし、必要時に前輪へトルクを配分。スポーティさと安定性を両立。 - エアサスペンション
路面や走行モードに応じて車高を調整でき、快適な乗り心地と高い走破性を確保。 - ドライブモードセレクター
ノーマル、スポーツ、オフロード、I.C.E.(効率重視)など複数モードを切り替え可能。
まとめると、レヴァンテは「ラグジュアリーSUVの快適性」と「スポーツカー級の走行性能」を兼ね備えた、まさに両極の魅力を楽しめるモデルです。
マセラティ レヴァンテの安全性能
レヴァンテはラグジュアリーSUVであると同時に、最新の運転支援システムを取り入れた安全性の高いモデルでもあります。マセラティらしい走りを楽しみながら、日常のドライブでも安心感を提供します。
先進運転支援システム(ADAS)
- アダプティブクルーズコントロール
前走車との車間を自動調整し、高速道路での長距離走行をサポート。 - 車線維持支援(LKA)
車線をはみ出しそうになると自動でステアリングを補正。 - ブラインドスポットモニター
死角にいる車両を検知し、サイドミラーに警告を表示。 - 衝突被害軽減ブレーキ
前方車両や障害物を検知し、衝突リスクが高い場合に自動ブレーキを作動。
ボディと基本安全性
- 高張力鋼を用いた強固なボディ構造で、衝突時のエネルギー吸収性を確保。
- 6つ以上のエアバッグを標準装備し、乗員を全方位から保護。
- 四輪駆動システム(Q4)が悪天候時でも高い安定性を発揮。
駐車支援・快適装備
- サラウンドビューカメラ
上から見下ろしたような映像で車両周囲を確認可能。 - パーキングセンサー
前後左右に配置され、狭い場所での駐車も安心。 - トラフィックサイン認識
道路標識をカメラで読み取り、速度制限などをドライバーに通知。
まとめ
マセラティ・レヴァンテは、スポーティな走りだけでなく、最新の安全装備を多数搭載した「安心して楽しめるラグジュアリーSUV」です。走行性能に加え、日常使いでも信頼できる安全性を備えている点が大きな魅力です。
買って良かった点(メリット)
- デザイン性の高さ
クーペライクな美しいシルエットとトライデントの存在感は、街中でも圧倒的なオーラを放ちます。高級SUVの中でもデザイン性で選ぶ人が多いモデルです。 - 官能的な走りとサウンド
V6やV8エンジンが奏でるエキゾーストノートは唯一無二。SUVでありながらスポーツカー級の加速感を味わえるのは大きな魅力です。 - 上質なインテリア
レザーやウッド、カーボンといった素材がふんだんに使われ、イタリア車らしいラグジュアリー感を体感できます。 - 走行モードの多様性
エアサスペンションやドライブモード切り替えにより、快適な街乗りからダイナミックなスポーツ走行まで対応。
悪かった点(デメリット)
- 維持費の高さ
燃費は決して良くなく、ハイオク指定のためガソリン代がかさみます。保険料やメンテナンス費用も高額。 - 信頼性と故障リスク
輸入車特有の電子系トラブルや修理費用の高さが指摘されることがあります。ディーラー依存度が高く、維持には覚悟が必要です。 - 室内の使い勝手
デザイン優先のため収納スペースはライバルSUVより少なめ。ラゲッジ容量も広いですが、実用一点張りのSUVには及びません。 - リセールバリューの低さ
高級輸入SUVの中でも、中古市場での価値はやや下がりやすい傾向があります。
まとめると、マセラティ レヴァンテは「官能的な走りと美しいデザインを楽しむ人」には最高の選択肢ですが、「経済性や実用性を重視する人」にはややハードルが高いクルマです。
ギャラリー
さいごに
マセラティ・レヴァンテは「エレガントなデザイン」「圧倒的なパワー」「先進の安全性」を兼ね備えた、唯一無二の存在感を放つSUVです。
スポーツカーの情熱とSUVの快適性を融合させたその走りは、ラグジュアリーSUV市場の中でも特別な個性を持ちます。
イタリアンブランドらしい官能的なサウンドと洗練されたスタイルを味わいたい人にとって、レヴァンテは理想の1台と言えるでしょう。