はじめに
新型マセラティ グラントゥーリズモは、イタリアンGTの伝統を最新テクノロジーで磨き上げた“進化系ラグジュアリークーペ”です。
ロングノーズの美しいプロポーション、最新のデジタルコックピット、V6ツインターボやEV「フォルゴーレ」が生み出す圧倒的なパフォーマンス。
そのすべてが「優雅さ」と「速さ」を高次元で融合させ、まるで芸術品のような存在感を放っています。デザインも走りも日常使いも妥協しない、そんな大人のためのグランドツーリングカーです。
マセラティ グラントゥーリズモのエクステリア
■ 伝統を残しつつ“最新マセラティ顔”へ進化
新型グラントゥーリズモは、従来の美しいロングノーズ＆低く構えたGTプロポーションを残しながら、最新のマセラティデザインへ大きく進化。スタイリッシュで上質、そして未来的な印象が強まっています。
■ フロントデザイン
- 大型化したフロントグリルが存在感を演出。
- スリムで縦長のヘッドライトが採用され、シャープでモダンな顔つきに。
- エアインテーク形状を最適化し、冷却と空力性能も向上。
■ サイドビュー
- ロングノーズ、後方寄りのキャビン、流れるルーフラインなど“GTの理想形”を踏襲。
- フェンダーの「3連エアベント」は新型でも継承され、マセラティらしいアイデンティティに。
- アルミやマグネシウムなどの軽量素材を多用し、軽量化と剛性をアップ。
■ リアデザイン
- テールライトは細く水平基調で、よりスポーティかつ現代的。
- ガソリン車は力強いエキゾースト形状、EV版フォルゴーレは排気口の代わりに未来的なディフューザーが特徴。
- 彫刻的なリアバンパーがワイドで安定したスタンスを強調。
■ 空力性能の向上
- ガソリンモデルでCd値0.28、EVモデルでは0.26という優れた空気抵抗を実現。
- 走りの安定性と静粛性を高めるデザイン最適化が随所に施されている。
■ カラー・ホイールの選択肢が豊富
- 深みのあるブルー、マットグレー、上質ブラックなど“イタリアンラグジュアリー”らしい色が充実。
- 19〜21インチホイールが設定され、デザイン性が高くスポーティ。
- マット仕上げやカーボンアクセントなどのオプションで個性を強調できる。
■ 新型の魅力をまとめると
- 伝統 × 最新デザインのバランスが絶妙
- 走りの質を高める空力・素材の進化
- EVモデルも含めた未来志向の外観
マセラティ グラントゥーリズモのインテリア
■ 上質でスポーティーなキャビン
新型グラントゥーリズモのインテリアは、革（レザー）、カーボンファイバー、メタルといった高級素材をバランスよく使い、「スポーツカーでありながらくつろげる空間」を実現しています。外観の力強さをそのまま内装にも反映しながら、細部にはラグジュアリーな仕上げが施されています。
■ コックピット周りの特徴
- 運転席まわりは「ドライバー中心」の設計。ステアリングやパドルシフト、クラスターパネルの配置に運転しやすさが感じられます。
- センタースクリーン、メーター表示は最新仕様。例えば、12.3インチのタッチスクリーン＋デジタルメーターを備えているモデルも紹介されています。
- インフォテインメント、音響システム、空調など快適装備を積極的に導入し、長距離走行での快適性にも配慮。
■ シート・後席・実用性
- フロントシートはスポーティーな長距離仕様。身体をホールドしつつ、革質等で高級感を演出。
- 「2＋2」仕様の後席も採用され、完全な4人乗りとは言えないものの、実用的な長距離移動も視野に入れられています。
- トランクスペース含め、グランドツーリングカーとして優れたバランスが取られています。
■ デザイン＆素材のこだわり
- レザーには上質なグレインレザーが使われ、ステッチやカラーコーディネートにも工夫あり。
- カーボンパネルやアルミアクセントがスポーツ性を強調。
- オプションで選べる内装カラーや仕上げ（例えばマット仕上げ、対比ステッチなど）が豊富です。
■ 最新モデルならではの先進装備
- デジタルインターフェースが刷新されており、タッチ操作・音声操作・ジェスチャー操作の対応も紹介されています。
- インテリア全体の質感・フィニッシュも格段に進化しており、「スポーツカーでありながらラグジュアリー」という価値を高めています。
■ チェックしておきたいポイント
- 高級素材ゆえに傷・擦れ・汚れが目立ちやすいため、使用感のチェックが重要。
- 後席の居住性や荷室容量は“GTクーペ”の範疇なので、用途により「本当に4人で快適か」を確認すると安心。
- オプション装備が豊富なので、どの仕様が含まれているかで価格・価値が変わります。
マセラティ グラントゥーリズモのパワーと性能
■ エンジン／駆動方式の概要
- ガソリン仕様（V6ツインターボ「Nettuno」）：3.0 L V6 を搭載し、高出力を実現しています。
- 電動仕様（「Folgore」）：100％電気駆動。3基のモーター＋大容量バッテリーで、圧倒的な加速性能を持ちます。
- 駆動方式：ガソリン仕様では四輪駆動（AWD）モデルが設定されており、走りの安定性が高い。
■ 代表的スペック
- ガソリン版「Modena」：出力 約490 PS／トルク約600 Nm、0-100km/h 約3.9秒、最高速 約302km/h。
- ガソリン版「Trofeo」：出力 約550 PS／トルク約650 Nm、0-100km/h 約3.5秒、最高速 約320km/h。
- 電動版「Folgore」：出力 約761 PS／トルク約1350 Nm、0-100km/h 約2.7秒、最高速 約320km/h。
■ 性能がもたらす「走りの質」
- 強大なパワーとトルクにより、加速感・高速巡航能力ともにハイレベル。
- AWD＋大出力で、安定感の高い走行が期待できる。
- 電動版では「一瞬で加速が立ち上がる」特性があり、スポーツ走行・エキサイティングな体験が可能。
- 空力設計・軽量構造も進化しており、高速領域での安心感・安定性が増しています。
■ 留意すべきポイント
- 高性能ゆえに、タイヤ・ブレーキ・駆動系など“走りの装備”の状態が性能に直結します。
- 燃費・維持コストは一般的な車よりもかなり高めになる傾向があります。
- 電動版ではバッテリー重量・充電設備・実用走行距離など、別の視点で“使い勝手”を確認する必要があります。
このように、新型グラントゥーリズモは「ラグジュアリーGTとして優雅に走る」「スポーツカーとしてしっかり加速する」両方の性能を高いレベルで実現しています。
マセラティ グラントゥーリズモの安全性能
■ 標準または選択可能な運転支援機能（ADAS）
- 自動緊急ブレーキ（AEB）を標準搭載。歩行者も検知対象。
- レーンデパーチャー警告＋レーンキープアシストがオプションとして用意。
- アダプティブクルーズコントロール（追従クルーズ）及び「ストップ＆ゴー」付きが装備されているモデルあり。
- アクティブブラインドスポットアシスト（死角車両検知）やトラフィックサイン認識など、視界・状況把握を支える機能も。
- サラウンドビューカメラ（360度カメラ）・駐車支援も導入されており、取り回しの安心感にも配慮。
■ 衝突安全・構造面のポイント
- 新型モデルはアルミ材・高張力鋼などを多用するボディ構造で剛性と軽量化を両立。
- エアバッグ（運転席・助手席）をはじめ、サイド／ヘッドプロテクションエアバッグも装備の仕様あり。
■ 押さえておきたい留意点
- スポーツGTモデルゆえに「高性能・高速走行」仕様であるため、タイヤ・ブレーキ・サスペンションなど走りに関わる装備の整備状態が安全に直結します。
- 先進運転支援機能は装備グレード・オプションにより差があるため、購入時には「何が標準装備／何がオプションか」を必ず確認することをおすすめします。
- 衝突安全評価（例えば国や地域のクラッシュテスト結果）について、モデルによって公開データが限定的なため、安心を重視するなら「試乗・実車確認＋整備履歴チェック」が重要になります。
全体として、新型グラントゥーリズモは「高性能スポーツGT」という性格を保ちつつ、安全技術も充実させたモデルです。
ギャラリー
さいごに
新型グラントゥーリズモは、伝統と革新を完璧なバランスでまとめ上げた“イタリアンGTの完成形”です。
外観は美しく力強く、内装は上質で先進的。V6ツインターボとEVフォルゴーレは、それぞれ独自の魅力を持ちながら共通して圧倒的な走行性能を誇ります。
安全装備も進化し、日常から長距離まで安心して走れる一台へと進化しました。
「ラグジュアリー」「スポーツ」「実用性」を同時に満たす、新世代のGTカーを求める人にとって、グラントゥーリズモは間違いなく魅力的な選択となるでしょう。
