レクサス RX:プレミアムSUVの先駆者
レクサス RXは、レクサスブランドを代表するプレミアムSUVであり、高級感と快適性を兼ね備えたモデルです。
1998年に初代が登場して以来、都市型SUVとして多くのユーザーに愛されています。
現在販売されている最新モデルでは、デザインやパワートレインがさらに洗練され、先進技術も充実しています。

エクステリアデザイン:大胆さと洗練さの融合
レクサスRXのエクステリアは、レクサスの最新デザイン言語を色濃く反映し、ラグジュアリーSUVらしい迫力と洗練を兼ね備えています。以下のポイントで特徴を詳しく解説します。
◆ フロントデザイン
RXを象徴するのは、立体感を強めたスピンドルグリル。現行型ではフレームを強調する従来のデザインから進化し、ボディと一体感を持たせた「スピンドルボディ」として表現されています。鋭く切れ込むLEDヘッドランプはL字型のデイタイムランニングライトを組み込み、精悍でハイテク感のある顔つきに。グレードによってはメッシュパターンやブラック仕上げを採用し、スポーティさを際立たせています。
◆ サイドビュー
流れるようなクーペライクなルーフラインと、力強いショルダーラインが特徴。従来よりもホイールベースを延長し、安定感と伸びやかさを強調しています。大径の20〜21インチアルミホイールを採用し、グレードごとに異なるデザインを用意。フェンダー周りは力強い張り出しを持ち、SUVらしい存在感を放ちます。
◆ リアデザイン
リアは水平基調のワイド感を意識したデザインで、最新のレクサスらしく一文字型のLEDリアコンビランプを採用。中央には「LEXUS」ロゴを配置し、従来のエンブレムから脱却してモダンな印象に。リアバンパーは空力を考慮した造形で、スポーティな雰囲気を強めています。
◆ ボディカラー
カラー展開はレクサスらしい深みのあるソニッククロムやソニックイリジウムなどのプレミアムカラーをはじめ、鮮やかなソニックカッパー、定番のブラックやホワイトも用意。光の当たり方によって表情を変える塗装技術が、高級SUVとしての存在感をさらに際立たせています。
◆ デザインのまとめ
レクサスRXのエクステリアは、ラグジュアリー感とスポーティさを両立したスタイルが最大の魅力です。街中では上質な存在感を放ち、高速道路やアウトドアシーンでも力強さを表現できるデザインに仕上がっています。
インテリアデザイン:上質さと先進性
レクサスRXのインテリアは、ラグジュアリーSUVにふさわしい上質さと先進性を兼ね備えており、快適性と使いやすさを高いレベルで実現しています。細部までこだわったデザインや素材選びが特徴です。
◆ コクピットデザイン
ドライバーを中心に据えた「Tazuna Concept(タヅナ・コンセプト)」を採用。馬の手綱を引くように直感的な操作ができることをイメージし、メーター、ステアリング、シフト、ディスプレイを最適配置しています。これにより、視線移動を最小限に抑えつつ操作性を高め、安全で快適なドライビングを実現。
◆ ディスプレイと操作系
中央には最大14インチの大型タッチディスプレイを搭載。最新のインフォテインメントシステムに対応し、ナビやオーディオ、エアコン操作も直感的に行えます。Apple CarPlay(ワイヤレス対応)やAndroid Autoにも対応し、スマホとの連携性も抜群。物理スイッチも必要な部分には残しており、操作性と先進性のバランスをとっています。
◆ シートと素材
シートは高級本革やセミアニリンレザーを採用し、しっとりとした質感と快適な座り心地を実現。前席にはベンチレーション(送風)機能やシートヒーターを装備し、快適性を四季問わず確保。後席も広い足元空間を確保し、長距離移動でも疲れにくい設計です。グレードによってはアルカンターラ調素材や本木目パネルを使い、ラグジュアリー感を一層高めています。
◆ 快適装備と静粛性
レクサスならではの徹底した静粛性もRXの魅力。遮音材や吸音材を最適配置し、走行中でも会話がしやすい上質なキャビンを実現しています。さらに、アンビエントライトを搭載し、好みに応じて雰囲気を変えることが可能。パノラマルーフを選択すれば、開放感も格段にアップします。
◆ ラゲッジスペース
後席を倒さなくても十分な容量のラゲッジルームを確保しており、日常の買い物から旅行、アウトドアまで幅広く対応可能。電動テールゲートも標準またはオプションで用意され、利便性を高めています。
◆ インテリアのまとめ
レクサスRXのインテリアは、ドライバー中心の操作性・高級素材の質感・快適性の高さが融合した空間です。移動時間を特別なひとときに変える仕上がりで、ファミリーユースからビジネスシーンまで、どんな場面でも満足度の高い体験を提供してくれます。
パワートレイン:パフォーマンスと環境性能の両立
レクサスRXのパワーと性能は、ラグジュアリーSUVとしての快適性と力強い走行性能を高次元で両立しています。グレードごとに異なるパワートレインを用意し、ユーザーのニーズに合わせた選択が可能です。
◆ RX 350(ガソリンターボ)
・2.4L 直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力約279ps、最大トルク約430Nmを発揮。
・従来のV6自然吸気からダウンサイジングされながらも、ターボならではの力強いトルクで街中から高速走行まで余裕ある加速が可能。
・FFとAWDを用意し、バランスの良い走行性能を実現。
◆ RX 350h(ハイブリッド)
・2.5L 直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステム。
・システム最高出力は約250psで、燃費性能とパワーを両立。
・E-Four(電気式4WD)を採用し、滑りやすい路面でも安定した走行が可能。
・日常使いでの静粛性や低燃費が魅力で、ファミリー層に人気の仕様。
◆ RX 500h F SPORT Performance(ハイパフォーマンスハイブリッド)
・2.4L 直列4気筒ターボエンジン+モーターの新世代ハイブリッドシステムを採用。
・システム最高出力は約371ps、最大トルクは550Nmに達し、RXシリーズ最強のパフォーマンスを誇る。
・スポーツ志向のDIRECT4(四輪駆動力システム)を採用し、前後トルク配分を最適に制御することで俊敏かつ安定した走りを実現。
・0-100km/h加速は約6秒台と、SUVながらスポーツカーに匹敵する加速性能を備える。
◆ RX 450h+(プラグインハイブリッド)
・2.5Lエンジンと大容量バッテリーを組み合わせ、システム最高出力は約306ps。
・EV走行可能距離は約80km(WLTCモード)と、日常の買い物や通勤は電気のみで十分カバー可能。
・ハイブリッドならではの長距離性能と、EVとしての環境性能を両立。
◆ 走行性能とハンドリング
・新開発のGA-Kプラットフォームを採用し、軽量化と高剛性化を実現。
・低重心設計により、SUVながらもセダンに近い安定感ある走りを実現。
・サスペンションは前ストラット式、後トレーリングアーム式マルチリンクを採用し、乗り心地とハンドリングの両立に成功。
・F SPORTでは専用チューニングやスポーツサスペンションを備え、よりダイナミックな走りを楽しめる。
◆ 性能のまとめ
レクサスRXは、燃費志向のハイブリッドからスポーティなハイパフォーマンスモデルまで幅広く揃うのが特徴です。街中の快適性、アウトドアでの安定性、高速道路での余裕ある加速と、あらゆるシーンに対応できる万能SUVに仕上がっています。
シャシーと足回り
レクサスRXのシャシーと足回りは、ラグジュアリーSUVとしての快適性と、スポーティなドライビング性能を両立するよう徹底的に開発されています。新世代プラットフォームの採用により、操縦安定性・静粛性・乗り心地が大きく向上しているのが特徴です。
◆ GA-Kプラットフォーム採用
・現行RXは、トヨタ/レクサスの新世代「GA-Kプラットフォーム」をベースに設計。
・従来型より剛性を大幅に強化しつつ軽量化を実現し、走行安定性と燃費効率の向上に貢献。
・低重心化により、SUVながらもセダンに近い安定感ある走行フィールを実現。
◆ サスペンション構造
・フロントはマクファーソンストラット式、リアはトレーリングアーム式マルチリンクを採用。
・これにより、直進安定性とコーナリング性能を両立しつつ、路面からの入力をうまく吸収して快適性を確保。
・グレードによっては**アダプティブバリアブルサスペンション(AVS)**を搭載し、走行状況に応じて減衰力を自動制御。乗り心地を柔らかくするだけでなく、スポーティな走行時には引き締めた挙動を実現。
◆ DIRECT4四輪駆動システム
・ハイパフォーマンスモデル「RX 500h」には、最新のDIRECT4システムを搭載。
・前後の駆動力を瞬時かつ緻密に制御し、旋回時の安定性や加速性能を大幅に向上。
・発進時は後輪に多くトルクを配分し、スポーツカーのような後輪駆動的なフィーリングを演出。
◆ ブレーキ性能
・大径ディスクブレーキを採用し、安定した制動力を確保。
・RX 500h F SPORT Performanceでは6ピストン対向キャリパーをフロントに採用し、高速域でも強力で安定したブレーキング性能を発揮。
・回生ブレーキと油圧ブレーキを高精度に制御することで、滑らかで自然なブレーキフィールを実現。
◆ 乗り心地と静粛性
・ボディ剛性強化とサスペンションの最適化により、フラットで快適な乗り心地を実現。
・タイヤからのノイズや振動を抑える工夫が施され、ラグジュアリーSUVにふさわしい静粛性を確保。
・F SPORTグレードでは専用サスペンションとチューニングにより、よりシャープで応答性の高いドライブフィールを楽しめる。
◆ シャシーと足回りのまとめ
レクサスRXのシャシーと足回りは、快適性と走行安定性を両立した設計が大きな魅力です。日常の街乗りではしなやかで上質な乗り心地を提供しつつ、ワインディングや高速走行ではスポーティで俊敏な応答性を発揮。まさに「ラグジュアリーSUVとスポーツSUVの融合」といえる仕上がりになっています。
安全装備:最先端の予防技術
レクサスRXの安全性能は、最新世代の「Lexus Safety System +」を中心に、多層的な予防安全・衝突安全・運転支援技術が組み合わされているのが特徴です。ドライバーや同乗者だけでなく、歩行者や周囲の車両にも配慮した高度な安全性を備えています。
◆ Lexus Safety System +(最新版)
現行RXには最新の予防安全パッケージが標準装備されており、以下の機能を搭載しています。
- プリクラッシュセーフティ(PCS)
車両や歩行者、自転車、さらには交差点での右折時対向車や横断歩行者も検知し、衝突回避や被害軽減を支援。 - レーダークルーズコントロール(全車速追従型)
先行車を認識し、渋滞時から高速走行まで自動で加減速。ロングドライブでも疲労を軽減。 - レーントレーシングアシスト(LTA)
車線中央を維持するようステアリング操作を支援し、高速道路での安心感を高める。 - レーンディパーチャーアラート(LDA)
車線逸脱の危険を感知して警告し、必要に応じてステアリング補正を行う。 - ロードサインアシスト(RSA)
標識をカメラで認識し、制限速度などをメーターやディスプレイに表示。
◆ プロアクティブドライビングアシスト(PDA)
・歩行者や自転車を検知し、必要に応じて緩やかに加減速やステアリング制御を行う先進機能。
・交差点や市街地での事故リスクを減らし、日常の走行をサポート。
◆ 高度な駐車支援機能
・アドバンストパーク(リモート機能付)を搭載可能。車外からスマホ操作で自動駐車や出庫が可能。
・全方位カメラやパノラミックビューモニターも備え、死角を減らして駐車をサポート。
◆ 衝突安全性能
・高剛性ボディ(GA-Kプラットフォーム)と最適配置されたエアバッグを採用。
・フロントセンターエアバッグを含む最大10個のエアバッグを搭載し、側面衝突や多重衝突時の保護性能を強化。
・歩行者保護のため、衝撃吸収構造のボンネットやバンパーも採用。
◆ 夜間・視界サポート
・ブレードスキャン式アダプティブハイビームシステム(AHS)を採用可能。ブレードミラーを高速回転させて光を制御し、対向車に眩惑を与えず広範囲を照射。
・死角を監視するブラインドスポットモニター(BSM)や、後退時に接近車両を検知するRCTA(リヤクロストラフィックアラート)も搭載。
◆ 総評
レクサスRXの安全性能は、予防安全・運転支援・衝突安全の三位一体で構成されており、最新のテクノロジーを惜しみなく投入しています。高速道路での長距離移動から都市部の狭い道まで、あらゆるシーンで安心感を提供する仕上がりです。
ギャラリー
まとめ:上質なSUV体験を提供するレクサス RX
レクサス RXは、洗練されたデザイン、快適性、安全性、走行性能を高い次元で融合したSUVです。
特にハイブリッドモデルやF SPORTグレードは、環境性能とパフォーマンスの両立が魅力であり、都市部から長距離ドライブまで幅広いシーンで活躍します。
プレミアムSUVを求めるユーザーにとって、レクサス RXはその期待を裏切らない完成度を誇っています。