はじめに
高級車ブランド「レクサス」から登場した最小のSUV、それが レクサスLBX です。
コンパクトなサイズ感でありながら、デザイン・走行性能・安全装備すべてにおいて妥協のない仕上がりは、まさに“都会で乗るプレミアムSUV”の新基準。
スタイリッシュなエクステリアや高級感あるインテリア、最新のハイブリッドシステムによる優れた燃費性能など、LBXならではの魅力が満載です。
本記事では、エクステリア・インテリア・性能・安全性まで詳しく解説し、「小さくても贅沢な一台」を探している方にぴったりの情報をお届けします。

レクサス LBX エクステリアデザインの特徴
1. コンパクトSUVならではのプロポーション
LBXは全長約4.2mのコンパクトSUVでありながら、プレミアム感をしっかり演出しています。全体のフォルムは低重心でワイド感を強調し、シティユースでも扱いやすいサイズ感を持ちながら、存在感を放つスタイリングに仕上げられています。
2. フロントデザイン ― 新世代レクサス顔
従来の「スピンドルグリル」を進化させた“ユニファイドスピンドル”デザインを採用。グリルとバンパーを一体的に造形し、よりシンプルかつモダンな印象を与えています。ヘッドライトはシャープな三眼LEDとL字型デイタイムランニングライトを組み合わせ、コンパクトながらも力強さを演出しています。
3. サイドビュー ― ダイナミックで伸びやかな造形
ショルダーラインを強調しつつ、前後フェンダーに張りを持たせてスポーティさを表現。ルーフラインは後方にかけて緩やかに傾斜し、SUVでありながらクーペ的な流麗さを備えています。ホイールサイズは17インチから大径の18インチまで設定され、足元の力強さを際立たせています。
4. リアデザイン ― ワイド感と先進性
リアには横一文字のLEDライトバーを採用し、夜間でも存在感を強調。中央には「LEXUS」のロゴを配置し、ブランドの新たなアイデンティティを表現しています。バンパー下部はSUVらしくブラックアウトされ、安定感とタフさを演出。小型SUVながら迫力を持たせた仕上がりです。
5. カラーバリエーションと個性
LBXはシンプルなモノトーンカラーに加え、ツートーン仕様も設定。ルーフをブラックに仕上げることで、よりスタイリッシュかつ若々しい印象を与えます。これにより、ライフスタイルや好みに合わせた選択肢が広がっています。
レクサス LBX インテリアデザインの特徴
1. コンパクトでも“レクサスらしい上質空間”
LBXのインテリアは、コンパクトSUVでありながら高級感を重視した仕上がりです。素材の質感や組み合わせにこだわり、ソフトパッドや上質なレザー、スエード調素材を採用。小さなボディでも「レクサスらしさ」を感じさせる室内空間が広がっています。
2. ドライバー中心の“Tazuna Concept”コックピット
レクサス独自の「Tazuna Concept」を取り入れた運転席レイアウトを採用。ハンドル操作と視線移動を最小限に抑えながら、直感的に操作できる設計です。メーターやディスプレイが自然に視界に入るため、安心感のあるドライビングをサポートします。
3. 最新のデジタル装備
- 12.3インチのフル液晶デジタルメーターを搭載し、多彩な情報表示が可能。
- センターディスプレイは9.8インチのタッチスクリーンを備え、Apple CarPlay(ワイヤレス)やAndroid Autoに対応。
- OTA(Over-the-Air)アップデートにより、常に最新のソフトウェアを利用できます。
4. 快適性とおもてなし機能
アンビエントライトは50色以上から選べる仕様で、気分やシーンに合わせた演出が可能。空調やシートヒーターもきめ細かく調整でき、レクサスらしい“おもてなし”を体感できます。上級グレードでは「Mark Levinsonプレミアムサウンドシステム」を選択でき、音響面でもラグジュアリー性を追求。
5. 実用性と居住性
コンパクトサイズながら前席はゆとりがあり、後席も大人が快適に座れる空間を確保。荷室容量は日常使いに十分なサイズで、後席を倒せばフラットなラゲッジスペースが広がり、アウトドアや旅行にも対応できます。
レクサスLBXのインテリアは「都会的で高級感があり、使い勝手にも優れる」という特徴を持ち、プレミアムコンパクトSUV市場で強い魅力を放っています。
レクサス LBX パワーと性能の特徴
1. パワートレインの基本構成
LBXは主に1.5L直列3気筒ハイブリッドシステムを搭載しています。エンジンはトヨタの「M15A-FXE」型で、モーターと組み合わせたシリーズパラレル式ハイブリッド。トランスミッションはe-CVTを採用し、滑らかで効率的な加速を実現しています。
- システム総出力:136PS(約100kW)
- 最大トルク:185Nm(エンジン+モーター合計)
このスペックにより、街中での扱いやすさと高速道路での安定した巡航を両立しています。
2. 駆動方式とバリエーション
- FWD(前輪駆動):軽快で低燃費なモデル。
- E-Four(電動4WD):後輪に独立モーターを配置し、雨や雪道での安定性を確保。アウトドアや冬季の走行にも安心感があります。
3. 燃費性能
WLTCモードで約22〜24km/L前後とされ、コンパクトSUVとしてトップクラスの低燃費を誇ります。バイポーラ型ニッケル水素バッテリーを採用し、電力の出力密度を高めて効率を向上させている点もポイントです。
4. シャシーと走行安定性
- プラットフォームは「GA-B(TNGA-B)」で、ヤリス クロスと共通。剛性を高めた設計により、安定感と俊敏なハンドリングを両立。
- 前:マクファーソンストラット式/後:トーションビーム(FWD) or ダブルウィッシュボーン(4WD)。
- 「Vehicle Braking Posture Control(姿勢制御ブレーキ)」を導入し、コーナリング時の車体挙動を自然に整え、快適で安心感のある走りを実現しています。
5. 高性能モデル「LBX MORIZO RR」
通常モデルに加え、特別仕様として「MORIZO RR」が登場。これはトヨタGRヤリスの1.6L直列3気筒ターボ(G16E-GTS)を搭載した本格スポーツ仕様です。
- 最高出力:300PS超
- トランスミッション:6速MTまたは8速AT
- 駆動方式:GR-FOUR(電子制御四輪駆動)
コンパクトSUVの枠を超えたハイパフォーマンスを実現し、走り好きのユーザーに向けた特別モデルとなっています。
まとめ
レクサスLBXは、標準モデルでは「燃費性能と扱いやすさ」を重視しつつ、MORIZO RRでは「圧倒的な走行性能」を実現。用途やライフスタイルに合わせて選べる幅広い魅力を持ったモデルです。
レクサス LBX シャシーと足回りの特徴
1. TNGA-Bプラットフォーム採用
LBXはトヨタ最新世代の**TNGA-Bプラットフォーム(GA-B)**をベースに開発されています。ヤリスやヤリス クロスと同じ基盤を使いながら、レクサス専用のチューニングを施すことで、コンパクトSUVながらも高い剛性としなやかな走りを実現しています。車体の低重心化により、安定感のあるドライビングフィールを持ち、コーナリング時も安心感を与えてくれます。
2. サスペンション形式
- フロント:マクファーソンストラット式
- リア(FWD):トーションビーム式
- リア(E-Four/4WD):ダブルウィッシュボーン式
前後で形式を変えることで、駆動方式に応じた最適な走行特性を実現。4WD仕様はダブルウィッシュボーンにより、接地性と安定性を高めています。
3. 走行安定性を高める制御技術
LBXには「Vehicle Braking Posture Control(姿勢制御ブレーキ)」が搭載されています。これはコーナリング時に内輪側のブレーキを微調整し、車体の前後・左右の姿勢を自然に安定させる技術です。これにより、ドライバーは過度に操作を意識せずともスムーズな旋回が可能になります。
4. ボディ剛性と快適性の両立
高張力鋼板や構造用接着剤を積極的に使い、ボディ剛性を強化。これにより足回りの動きが正確に伝わり、応答性の良いハンドリングが得られます。また、遮音材の最適配置やサスペンションチューニングにより、振動やノイズを抑えた静粛性も確保。レクサスらしい“上質な乗り心地”と“ダイレクトな走り”を両立しています。
5. タイヤとホイール
グレードに応じて17インチまたは18インチのアルミホイールを装備。ワイドトレッドと合わせて路面のグリップ感を高め、見た目にも力強さを演出しています。
まとめ
レクサスLBXのシャシーと足回りは、コンパクトSUVでありながら高級車らしい快適性と俊敏なハンドリングを両立する設計が特徴です。街中での扱いやすさに加え、高速走行やワインディングでも安心して楽しめる足回りを備えています。
レクサス LBX 安全性能の特徴
1. Lexus Safety System + の最新世代を搭載
LBXには、レクサスの予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が標準装備されています。従来よりもセンサーやカメラ性能を強化し、幅広いシーンでドライバーを支援。小型SUVながら、大型セダンや上級モデルと同等レベルの安全機能を備えています。
2. 主な予防安全機能
- プリクラッシュセーフティ(PCS)
歩行者や自転車、対向車などを検知し、衝突回避や被害軽減をサポート。交差点での出会い頭や右折時の対向車検知にも対応。 - レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)
高速道路走行時に前走車を検知し、一定の車間距離を自動で維持。渋滞時のストップ&ゴーにも対応。 - レーントレーシングアシスト(LTA)
車線をカメラで検知し、はみ出しを抑制しながらステアリング操作をアシスト。 - ロードサインアシスト(RSA)
標識をカメラで認識し、速度制限や一時停止などをメーター表示でドライバーに知らせます。 - ドライバー異常時対応システム
ドライバーが意識を失った場合に車線内で減速・停車し、ハザードやホーンで周囲に異常を知らせます。
3. 駐車支援機能
- パーキングサポートブレーキ:駐車時に周囲の障害物や後方から接近する車両を検知し、自動ブレーキで衝突を回避。
- パノラミックビューモニター:車両を真上から見たように映し出し、狭い場所での駐車や車庫入れをサポート。
4. 受動安全性能(衝突時の保護)
- 高剛性ボディ構造と衝撃吸収設計により、衝突エネルギーを効率的に分散。
- 乗員保護のための8エアバッグ(前席、サイド、カーテン、ニーエアバッグ)を標準装備。
- 後席の安全性にも配慮し、チャイルドシート固定用ISOFIXを備えています。
5. 国際的な安全評価
- 欧州のEuro NCAPで最高評価の5つ星を獲得。小型SUVながら高水準の衝突安全性能と予防安全装備を証明しました。
- さらに「What Car? Car of the Year Awards 2024」では安全性と総合性能が評価され、カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
まとめ
レクサスLBXの安全性能は、
- 最新のLexus Safety System +による予防安全
- 駐車・運転支援機能の充実
- 高い衝突安全性と国際評価
を備え、コンパクトSUVでありながらクラスを超えた安心感を提供します。
ギャラリー
さいごに
レクサスLBXは、コンパクトSUVの利便性と高級車らしい上質さを両立した新世代モデルです。
洗練されたデザイン、快適な室内空間、そして最新の安全装備を標準で備えているため、初めてレクサスに乗る方から既存オーナーまで幅広い層におすすめできます。
さらに、ハイブリッドによる優れた燃費性能や、上級モデル「MORIZO RR」のスポーティな走りなど、選択肢の幅広さも魅力です。
もしあなたが「小さくても本物の高級SUV」を探しているなら、レクサスLBXはきっと期待を超える一台になるでしょう。