新型トヨタ・ハイラックス発表

トヨタは、待望の新型「ハイラックス」を発表しました。
トヨタ・オーストラリアが主導した新しいエクステリアデザインを採用し、走行性能や快適性が大幅に向上。インテリアも全面的に刷新され、マルチメディアや安全装備が大きく進化しています。
従来の信頼性あるディーゼルに加え、トヨタの“マルチパスウェイ戦略”の一環として、初のバッテリーEV(BEV)モデルをラインアップに追加。主に企業やフリート向けを想定したモデルとなります。
さらに、2028年には水素燃料電池(FCEV)モデルの導入も決定しており、ユーザーにより幅広い選択肢を提供します。
新型ハイラックスは、長年の信頼性・耐久性・品質(QDR)を受け継ぎながらも、車両全体が大幅にアップグレードされ、2025年12月にオーストラリアで発売予定です。
トヨタ・オーストラリアのショーン・ハンリー副社長は次のように述べています。
「オーストラリアの厳しい環境でも何十万kmもの距離を走り抜いてきたハイラックスは、常に“頼れる相棒”として支持されてきました。新型ハイラックスは走り・安全性・快適性など、あらゆる面で進化し、さらに電動化モデルの追加により、脱炭素化に向けた重要な一歩となります。」
■ 豊富なラインアップと新設定「Rugged X」

新型ハイラックスは、シングル、エクストラ、ダブルキャブの各ボディタイプに加え、4×2/4×4、AT/MT、そしてWorkMate、SR、SR5、Rogue、新設定のRugged Xという多彩なグレードが用意され、全21種類のディーゼル仕様が展開されます。
新たに加わるRugged Xは、悪路走破性をさらに高めたグレードで、オフロード走行時の車体保護やリカバリー性能を強化した専用装備が標準で搭載されています。
■ 力強さと先進性を融合したエクステリア

外観デザインは、オーストラリア・アルトナにあるトヨタのプロダクトセンターが中心となり、タイや日本の開発チームと協力して生み出されました。
デザインテーマは「Cyber Sumo(サイバー相撲)」。
力強さと現代的なスタイルを両立させたもので、ハイラックスらしいタフさと存在感を際立たせています。
スリムなヘッドライトやシャープなボディライン、前後バンパーの大胆な刷新により、オンロードでもオフロードでも視線を集める力強いルックスに仕上がっています。
■ インテリアは質感・快適性・操作性すべてが進化

内装も全面的に見直され、現代的で快適な空間へアップデートされました。
・フラット化された新デザインの3層ダッシュボードにより前方視界が改善(特にオフロードで有利)
・全グレードにデジタルメーター採用
– WorkMate/SR:7インチ
– SR5以上:12.3インチ
・12.3インチの大画面タッチ式ディスプレイは全車標準装備
→ ワイヤレスApple CarPlay/Android Auto、内蔵ナビ、音声操作、コネクテッドサービス対応
センターコンソールは横幅・剛性ともに向上し、アームレストはドア側と段差がなくなるよう設計。スライド式でドライバーがより快適に腕を置けるようになりました。
シートも新開発され、前後席とも座り心地を改善。上級グレードでは8ウェイ電動調整(ランバーサポート付)やレザー調仕上げも採用され、高い快適性を実現しています。
空調操作は大きめの物理ボタン/ダイヤルで、手元を見ずに操作できるよう配慮されました。
ステアリングも新デザインとなり、操作ボタンを「インフォテインメント」「オーディオ」「運転支援」にゾーン分けすることで直感的な操作性を確保。一部グレードにはステアリングヒーターも設定されます。
■走行性能・パワートレイン(ディーゼル/48V/BEV)

新型ハイラックスは、従来から高く評価されてきた走行性能に磨きをかけ、より滑らかで力強い走りを実現しています。
搭載されるのは、信頼性の高い2.8L直4ターボディーゼルエンジン。
・6速AT仕様:150kW/500Nm
・6速MT仕様:420Nm
さらに、ATのダブルキャブSR以上のグレードには、新たに48Vマイルドハイブリッドシステム(V-Active)を採用。
発進時に+8.5kW/65Nmをアシストし、ストップ&スタートの作動もよりスムーズになりました。燃費向上と静粛性にも貢献します。
また、新型ハイラックスには大きな節目となるトピックがあります。
初めてEV(BEV)が追加されることです。
● BEV(2026年導入予定)
・ダブルキャブ4×4のSR/SR5に設定
・前後モーターの四輪駆動構成
・リチウムイオンバッテリー採用
主に企業や商用フリート向けに開発されており、排出ガス削減を求めるビジネスユーザーに新たな選択肢を提供します。
■オフロード性能・シャシー性能の進化

ハイラックスの真骨頂であるオフロード性能も大幅に進化しています。
サスペンションには、それぞれの使い方に合わせた2種類のチューニングを採用。
| グレード | サスペンション特性 |
|---|---|
| WorkMate/SR | 積載・牽引向けのヘビーデューティ仕様 |
| SR5以上 | 乗り心地重視のコンフォート仕様 |
フロントは独立コイルスプリング式、リアはリーフスプリングのラダーフレーム構造を改良し、快適性・剛性・衝突性能を向上。油圧式エンジンマウントと新型キャビンマウントを採用し、振動が低減されています。
4×4モデルでは従来と同様、パートタイム4WD(H/Lレンジ)を採用。
さらに進化したポイントは以下の通りです。
■リアデフロックが標準装備(SR 4×4 AT以上)
■マルチテレインセレクト(MTS)搭載:地形に応じた最適な制御を自動選択
■マルチテレインモニター(SR5以上):車体周囲と足元の状況をカメラ映像で確認可能
MTSは、オーストラリアの過酷な地形を想定して入念なチューニングが施されており、オフロード走破性が大幅に向上しています。
また、ステアリングも油圧式から**電動パワーステアリング(EPS)**へ変更され、低速では軽く扱いやすく、高速域では安定した手応えを実現。荒れた路面でのキックバックも低減されています。
■安全装備・コネクティッドサービス

安全性能も最新世代へとアップデートされ、全車にToyota Safety Senseを標準装備。
主な搭載機能
・プリクラッシュセーフティ(自動緊急ブレーキ)
・アクティブクルーズコントロール
・レーンデパーチャーアラート
・レーン・トレース・アシスト
・ロードサインアシスト(速度標識)
・オートハイビーム
加えて、以下の安心装備も全車に搭載されています。
・ブラインドスポットモニター
・リアクロストラフィックアラート
・(ピックアップ系)前後パーキングセンサー
新型ハイラックスは、トヨタ初となるキャビン検知アラートを採用。
後席に残された乗員をレーダーで検知し、降車時に通知する安全機能です。
コネクテッドサービスも拡張され、スマートフォンアプリから安全・利便機能を利用可能に。車両ステータスの確認や遠隔操作など、ユーザー体験が向上しています。
ギャラリー


























■ハイラックス BEV





























まとめ
新型ハイラックスは、これまでの信頼性とタフさを継承しながら、デザイン、走行性能、快適性、安全性、電動化のすべてが進化したモデルです。
ディーゼル、BEV、そして2028年登場予定のFCEVにより、用途や価値観に合わせて選べる幅が広がりました。










